番外編＊ラーメン�� ページ30
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『おじさん俺味噌！！』
『俺豚骨！！かっちゃんは？』
『かっちゃんて呼ぶんじゃねーよ！！...塩！！』
ガヤガヤとした店内で、3人揃ってカウンター席に腰かける。
セルフサービスと書かれた水をコップの中に次ぎ分けて、それを口に含んで喉を潤した。
テーブルにコップを置くと同時に、はぁと溜息をつくと。
『おいやめろ、ため息つくな。ラーメンが不味くなる』
そう言って瀬呂は俺をちらっと見た。
隣にいるかっちゃんはチッと舌打ちをかまし、だんっと音をたてて水を置いた。
「悪い悪い」と笑いながら二人に謝るが、どうしても心の中ではあの二人のことを考えてしまうわけで。
『まぁわかんなくもねーけどさ』
瀬呂もまたコップを持ち上げる。
だが中に入ってるのは水ではない、何だアレ。
...ルイボスティー？
なんだなんだと、そのコップに注目していると「はいお待ち」という言葉と共に目の前に丼が三つ置かれる。
美味しそうに湯気を立てるラーメンにお腹が音を鳴らす。
『っしゃ、たべよーぜ』
割りばしをぱちんと縦に割いた。
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『はーマジ無理、もう食えねえ』
『調子に乗って替え玉3回もするからだろーが馬鹿かよ』
『体に悪いぞー』
ちかちかと光る街頭の下を3人で歩く。
ぱんぱんに膨れ上がった腹をぽんと叩いて。
空を見上げると真っ暗だった。
『...彼奴ら、どーやって帰ったんだろ』
ぼそっと無意識に呟いて、
「あ、やべ」と口を慌てて塞ぐ。
恐る恐る二人の顔を伺うと、案の定眉を少しだけ潜めた。
...やっべーなあ。此奴ら怒りだすんじゃね
じっと黙ったまま二人を見つめるとふっと視線を逸らした瀬呂が歩き出す。
『...知らね、仲良く帰ったんじゃねーの』
『え』
瀬呂のそんな不機嫌感丸出しの投げやりの返答を聞いて、なんだかおもしろくて吹き出す。
「なに笑ってんだ」と瀬呂が睨みつけたが、又も笑ってしまう。
『や、...やっぱ瀬呂、まだ諦めきれてねーんだなって思って』
『はぁ？』
訳が分からない、そんな顔をした瀬呂。
横にいたかっちゃんが俺の横腹を小突く。
あ、待ってラーメン出るからやめてまじで
『何言ってんだ、てめえだって諦めきれてねーだろーが』
『いや、...そりゃあ、ねぇ？』
今日失恋して今日吹っ切れるってそれどんなメンタルお化けよ。
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出水紫苑 - 爆豪ぉぉぉぉおぉおぉぉお！！！ (2023年2月22日 16時) (
レス) @page23 id: 461bd7d92a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう(プロフ) - 本当に好きです.........最高すぎます(´TωT｀)心がぎゅうるんってなって（語彙力）涙なしでは見られませんでしたぁぁぁ(´；ω；｀) (2022年5月20日 22時) (レス) @page28 id: 8a120375b5 (このIDを非表示/違反報告)
隣の緑 - お、推しが、爆豪派閥が尊い！aya様、貴女は、神様ですか？ (2021年8月3日 13時) (レス) id: 01d7461e9f (このIDを非表示/違反報告)
しょう - 感動して涙出ました。 (2021年7月18日 23時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - さ、最推しと付き合ってくれてありがとうございます、、。まじでこの小説好きです。出てくる人みんな好きすぎて尊いですありがとうございました。 (2021年3月9日 0時) (レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月23日 19時
