オレを好きになってよ。3【手嶋純太】

You gotta love it 11. ページ11

バタンッ、 と無機質な音だけが部屋に響き、
すぐに静寂へと変わる。







「‥‥‥っう、う」





立ってたその場から崩れ落ちた。




体の痛みなんかより、今は心が痛い。







‥これで良かったはず。



純ちゃんはきっと、いや、ちゃんと
李央先輩のもとに帰ったと思う。









結論からして、あたしは純ちゃんが好きなんだと思う。




‥ううん、好き。







でも、いくら李央先輩より先に純ちゃんと
出会ってたのがあたしだとはいえ、


付き合ってた2人の仲を壊すわけにはいかないよ





後から来た、あたしなんかが。









これでいい。


これで、元どおりなんだから。






































__________________________________...**



「バカA!!!!

なんでもっと早く連絡くれなかったの!?」






「‥ご、ごめんユリ‥‥」





この体じゃ1人はやっぱり何かと不便で。



だから朝早くにユリに連絡して来てもらった。



そしたら、この通り。





「バカバカバカバカ〜〜ッ!!!!

あたしのせいで傷つけてごめんねぇぇえーっ」





‥‥抱きつかれて泣かれた。






「なんでユリのせいなの」



「あたしが合コン持ちかけたから!!!」




「それは関係ないっしょ。たまたま、じゃん

だからもう泣かないでよ‥ブスだよその顔」






「‥うるさい‥‥‥

でも、本当ごめんね。 そんなにさせて」





「ユリのせいじゃないから

それに、純ちゃん来てくれたし」






「‥‥‥うぅ‥Aの可愛い顔が‥‥

相手は叶多くん、なんだよね? 」





「うん。 あたしの目が悪くなけりゃ200%」





「‥でも、どうして？」





「‥そういえば____...」







____________________________....


顔面に一発喰らって、
まだ、気絶する前‥‥‥‥












「‥っう、はっ」





「ははははっ、どうだよオレの拳〜」





「‥‥‥な、んで、こ、んな事‥‥」





「‥あ？ なんでかって？













________仇だよ」











「‥‥かた、き‥？」







「‥そう、姉貴の仇だよ」





「どう、いう‥‥‥‥‥」





「うるせぇえええっ 自分の胸にでも聞いてみやがれ!!!!」







その後、顔や体を蹴られたりして、



そこであたしの意識が途絶えた。

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