オレを好きになってよ。3【手嶋純太】

You gotta love it 12. ページ12

「‥って事は覚えてるんだけど」




「何それ。 A、叶多くんのお姉さん

殺 しでもしたの」





「そんな覚えはない」









確かに、あたしはヤンキーやってて、
隣町の生意気連中とかとはよく喧嘩んなってたけど。




だからって人を 殺 したりなんてしたこと無い。





やりあった後はちゃんと和解する。



それがあたしらの決め事(ルール)。












だから全く身に覚えがない。




でも、自力で思い出せってんなら、












‥‥はぁ、仕方ない。







「‥‥‥‥あいつらに連絡するか‥」
























_________________________________...**



「‥あたし、学校行くけど‥大丈夫?」




「うん。 わざわざありがとね」




「何かあったら言ってっ!」










少し気にしながらも、ユリは学校に行った。








「さて、と。」






ケータイどこだ。


確か、ブレザーのポケットに‥







「あ、あったあった」





床に落ちてた、びりびりになったブレザーと
ワイシャツ。







‥純ちゃんが着替えさせてくれたんだったよね







「‥純ちゃん」





そう思うだけで、ボッと顔が熱くなるのがわかる。







あたし、純ちゃんに し、し下着‥見られた‥っ




‥ていうか、純ちゃんがあたしに触れたんだよね‥












「‥‥‥‥‥あーーーーーーーーーッ!!!!!!!

イカンイカンイカン!!!! だめだってば!!!!!」








想像すんな、妄想すんな、変態か!!!!







頭を振りまくって変な想像を掻き消す。










「‥さ、切り替えよ」



スマホ画面を電話帳へと切り替えり、
ある名前の所までスクロールしタップする。











「‥‥‥もしもし‥‥‥」

You gotta love it 13.→←You gotta love it 11.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す