オレを好きになってよ。【手嶋純太】

Who is chosen?13. ページ13

購買の所まで来ると、


多くはなかったけど


ちら、ほら、と


人が来ていた。





その中に


さっきの2人の姿は

なかった。







「あ、あの2人いない、

よかった‥」





「‥ふん、

いたら 消えてもらうわよ！！」







「ユリ、怖いよ‥‥」



















______**...




「いっただっきまーすっ

‥あ、これ、おいし」






購買で

もっちりデニッシュ パン

とやらを買って

裏庭にある ベンチに座る。







木陰で涼しい。




今日は 日差しが少し

強いから ちょうどいい。








「‥っにっしても‥っ あの

パーマ！！手嶋！腹立つううぅ！！」






ハシで唐揚げを

グサッと刺しながらユリが言う。






「キミには関係ないよね？

邪魔しないでくれる？



‥だって！はあーーーー！？

何よ！なんなのよおおおおおーーー」








‥ユリがさっきから本当に怖い。






あたし達3歳からの

付き合いで今年で13年になる

けど今まで一度もユリが

怒ったところ 見た事ないなあ‥








‥いや、中学は別だったから

もしかしたらあたしが知らない

ユリがあるのかも。。







「A!!

今日絶対 部活行ったら

だめだからね！？いい！？！？」






「‥は、はいっ」





ガッと両肩を掴まれ

揺すぶられる。







「で、でもアレだね。

金髪の先輩が引きずってって

くれてよかったよね」





「ほんと。

グッジョブ!! って感じ〜

あの人は悪い感じはないかな。

でも パーマはムカつく！！


あたし絶対 Aに近づけない様に

するから！！！！」








拳上に突き上げちゃって


やり気満々かよ‥笑









とりあえず？


ボディーガード (小)

があたしの盾となりました。

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