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車内は沈黙。
…何か言わなきゃ。
「まさか玉森に抱かれてないよね」
「はい…」
「でもあいつ、手が早くて有名なんだよ。本人は悪い子じゃないし、相手の子達も同意の上みたいだったし黙認してたけど、最近ずっとAの周りをうろちょろしてるからちょっと心配だな。」
手が早くて有名…。でも昨日は最後まではしなかった。
先生が溜め息をつく。
「玉森はAのこと気に入ってるみたいだし、いつAの初めてを取られちゃうかわかんないから、もう待てないよ。それに俺もう我慢の限界。」
ぬいぐるみを持つ手が震える。
「夢の国での初めては俺が何か考えてあげるよ。あ、シンデレラ城で結婚式をあげるとかどう?」
金縛りにあったかのように身体が動かない。
「夢の国のホテルに行ってみたいなら予約するから今度行こうか。今日するのとは違ったハジメテを味あわせてあげるよ」
「先生…」
怖い。
「だから今日は大人しく俺のいうことを聞いて。Aの初めて、俺に捧げて。ね」
ーすぐには無理だけど、俺めちゃめちゃバイト頑張るし、連れてってやるー
玉森くんの言葉を思い出して、涙が零れた。
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ayachoko(プロフ) - あずきさん» あずき様、まだ読んでいて下さって嬉しいです(T^T)実はこの後の展開にかなり迷ってます(>_<)可哀想すぎるかな、とか…(;_;)楽しみにして下さって感謝です!ありがとうございます(*^^*) (2017年4月16日 6時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 相変わらずツッコミながら読んでます(笑)わーついに部屋に…!どうなるのでしょう。更新楽しみにしてますね♪ (2017年4月16日 0時) (レス) id: dc6b6c7204 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayachoko | 作成日時:2017年4月10日 18時