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目が覚めて周りを見渡すけど、玉森くんは居なかった。

帰ったのかな。

途中から記憶がない。

…なんかすごいことをしちゃったな。

月曜日、会いづらい。



着信があって、玉森くんかと思って慌てて見ると藤ヶ谷先生。

ちょっとガッカリしてしまう。

「はい」

『A』

優しい声の先生に何だか申し訳なくて携帯をぎゅっと握りしめた。

『明日楽しみだな』

「そうですね」

水族館、久しぶりだし。

『おやつ買った?』

「へ?」

『300円までだぞ』

「小学生じゃないんですけど」

ははって爽やかな笑い声が聞こえる。

『俺も小学生だよ』

「おやつ買ったんですか?」

『てるてる坊主作った』

「えっ?!」

それは小学生だ。。。

『まあ雨でも大丈夫だけど晴れてた方がいいしな』

「はい…」

先生、楽しみにしてくれてる。胸が苦しい。

『明日、どんな服着てくるの?』

服?…そうだ!

「ズボンはきます」

変なことされないように。先生いつも太もも触ってくるし。

『…ふーん』

怖っ。でもやだ。スカートは絶対はきたくない。

『まあ脱がせちゃえばズボンでもスカートでも関係ないしな』

ひいっ。

私、明日大丈夫かな…

『待ち合わせ、市の図書館でいいかな?あそこなら朝早くから駐車場開いてるし』

そこなら歩いてすぐだ。

「わかりました」

『じゃあまた明日。』

「はい」

『A、好きだよ』

玉森くんを思い出して悲しくなる。

『Aもちゃんと言って』

「私も、好きです…」

『いいこ。じゃあな。』

電話が切れて力が抜けた。




結局玉森くんからの連絡はなかった。

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ayachoko(プロフ) - あずきさん» あずき様、まだ読んでいて下さって嬉しいです(T^T)実はこの後の展開にかなり迷ってます(>_<)可哀想すぎるかな、とか…(;_;)楽しみにして下さって感謝です!ありがとうございます(*^^*) (2017年4月16日 6時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 相変わらずツッコミながら読んでます(笑)わーついに部屋に…!どうなるのでしょう。更新楽しみにしてますね♪ (2017年4月16日 0時) (レス) id: dc6b6c7204 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayachoko | 作成日時:2017年4月10日 18時

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