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放課後。

第2音楽室に着いた。

中に入ると北山先生がピアノの椅子に座ってた。

ジャージだからグランドピアノとなんだかミスマッチ(笑)

「隣おいで」

椅子を持ってきて隣に座った。

「…では、弾きます」

「ふふ。はい。」

猫ふんじゃったを弾く先生。ほんとだ。上手(笑)

弾き終わってどや顔な先生。

「先生、上手でした」

拍手する私。

「だろ〜?こーみえて楽器は得意だぜ。ギターならもっとちゃんとしたの弾けるし」

ギター弾けるんだ。かっこいい。

「先生、猫ふんじゃったは連弾できるんですよ」

「そなの?」

「はい。色んなアレンジがあるんですけど」

「んじゃ一緒に弾くか♪」

「はいっ。先生は普通に弾いて下さい。」

「おう」

息を合わせて一緒に弾く私達。

すごく楽しい。

弾き終わって思わず二人でハイタッチ。

「…あっ、すみません」

触っちゃった。

「何で謝んの?」

「先生に触るなって言われたのに触っちゃったから…」

「違うっつの。俺のことは触っていいけど、誰彼構わず触るなってこと」

先生に触ってもいいの?

ほんとに?

思わず先生をじっと見つめると、先生が私の手を握った。

「先生…」

見たことないような先生の瞳にどきどきする。

するといきなりドアが開いた。

「…広瀬、何してんの?」

なんで藤ヶ谷先生が…。

私の手をパッと離す北山先生。

「もしかして聞こえてきた?」

ニヤリと笑う北山先生に強張ってた藤ヶ谷先生の顔が少し緩んだ。

「猫ふんじゃったを広瀬と二人で弾いてた」

ふふん、って自慢げな北山先生。

「…そうなんだ」

「あっ、ヤベ!部活いかんきゃ!じゃあな」

北山先生が慌てて飛び出して行った。

き、気まずい…

「俺もAの音、聞きたいな」

にっこり笑う先生に安心する私。

「あ、はい…」

先生に背を向けてピアノに座った。

ガチャ。

…え?今鍵閉めた?

いきなり抱き抱えられてグランドピアノの上に下ろされる。

「Aの音、いっばい聞かせて」

膝の裏に手を入れて太ももに舌を這わせる先生に全身がゾクッとした。

「やっ、やだっ!」

「…そんな音じゃなくてさ」

下着に手をかける先生に恐怖で涙がこぼれる。

「もっといい音聞かせて」

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ayachoko(プロフ) - あずきさん» あずき様、まだ読んでいて下さって嬉しいです(T^T)実はこの後の展開にかなり迷ってます(>_<)可哀想すぎるかな、とか…(;_;)楽しみにして下さって感謝です!ありがとうございます(*^^*) (2017年4月16日 6時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 相変わらずツッコミながら読んでます(笑)わーついに部屋に…!どうなるのでしょう。更新楽しみにしてますね♪ (2017年4月16日 0時) (レス) id: dc6b6c7204 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayachoko | 作成日時:2017年4月10日 18時

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