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お昼ご飯タイムです。

私はいつもお弁当。ゆりちゃんは学食。

今日はしょうが焼き定食みたい。

ゆりちゃんは少食だから半分くらい残してしまった。

「ゆりちゃんは進路とか考えてる?」

「藤ヶ谷先生のお嫁さんっ♪」

ゆりちゃん、ぶれないなぁ(笑)

「Aちゃんは?」

「私は保育士かなぁ。」

子ども好きだし。

「…王道だね」

え、そうなの?

ていうか、ゆりちゃん最近冷たい時ある(泣)

「ねね、校外学習のバスの時、私乗り物酔いしたフリするから、藤ヶ谷先生と席変わって?」

「そんなことしていいの?」

「ダメならダメでいいの。何でもやってみないとわかんないでしょ?」

それもそうだね。

見た目はふわふわしていて可愛いのに、この妙に潔いというかサッパリしたゆりちゃんはすごいなぁと思った。




ゆりちゃんと別れて、北山先生が待つ体育館へ。

えっと。

泣かない。

触らない。

たらしにならない。

よし。

2階席に上がると先生が難しい顔して指を動かしてる。

何してるんだろ(笑)

「先生…」

「おっ来たな!」

床をポンポンする先生。

そこに座れってこと?

でも隣はやめておいて少し離れて座った。

「まあ、あれだわ。あの、ちょっとさ、な?」

北山先生にしては珍しく歯切れが悪い。

「何ですか?」

「…あのさ、放課後に第2音楽室来て」

音楽室?

「猫ふんじゃった、弾いてやるよ」

「えっ!」

覚えててくれたんだ!嬉しい!

「…でも、お金取るんですよね?」

「取らねぇよ。これはお詫び。…昨日ちょっと言い過ぎたし」

「先生…」

「だから、仲直り。な?」

教師のくせに、生徒と仲直りって…(笑)

「はいっ」

でも嬉しかったから返事をした。

すると、手を差し出す先生。

「ん」

「え?」

「仲直りの握手」

「…いいです」

触らない、だもんね。

「あ、そ…」

拍子抜けしたような顔の先生。

大丈夫です、求めすぎませんから。

「じゃあ私、教室に戻りますね」

「あ、ああ。後でな。」

「失礼します」

頭を下げる。

北山先生は柔かく笑って手を振ってくれた。

えへへ。楽しみだな♪




やっぱり北山先生の笑顔好きだなぁ。

何だろう。

うまく言えないけど、心がじわーってあったかくなる。

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ayachoko(プロフ) - あずきさん» あずき様、まだ読んでいて下さって嬉しいです(T^T)実はこの後の展開にかなり迷ってます(>_<)可哀想すぎるかな、とか…(;_;)楽しみにして下さって感謝です!ありがとうございます(*^^*) (2017年4月16日 6時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 相変わらずツッコミながら読んでます(笑)わーついに部屋に…!どうなるのでしょう。更新楽しみにしてますね♪ (2017年4月16日 0時) (レス) id: dc6b6c7204 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayachoko | 作成日時:2017年4月10日 18時

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