110 ページ11
長椅子に押し倒されてキスされる。
まるで自分の口内かのように好き勝手に這う先生の舌に翻弄される。
「ん、ふぅっ…」
勝手に声が出ちゃって恥ずかしくて顔が熱い。
チュッていうリップ音と共にようやく解放された。
先生を見るといつもより少し余裕のない表情に焦る私。
先生の両手がやわやわと私の胸を触りだした。
「あっ、やっ、先生っ！」
藤ヶ谷先生の手首を掴むけどびくともしない。
首筋を舐められて力が抜ける。
円を描くように撫で回されて身体が反応してしまった。
「ふぁっ、」
「Aさ、すごい友達運ないよね」
太ももの裏を指で辿る先生。
「舞原とか、ほんとに友達なの？」
先生の手のひらが膝に置かれて這うように上がってくる。
「やめて、下さいっ…」
「岬達にも嫌われてるみたいだし」
怖い。
「けど男にはウケるよな」
太ももをつねられる。
「いたっ…」
私の唇を舐めてからまた舌が浸入してくる。
さっきつねったところを今度はひどく優しく触る先生。
ビクッと反応してしまう身体に嫌気が差す。
「早くAの全部を俺のにしたい」
軽くキスをしてから先生がようやく離れてくれた。
助かった…。
「水族館のことなんだけどさ」
ゆりちゃんといい感じだったんじゃないの？これじゃ何もかわってない。
「…はい」
身なりを整えて起き上がる私。
「前の日から泊まりで行こうか」
にっこり笑う先生に背筋が凍る。
「な、何言って」
「お母さんにはさ、舞原の家に泊まるって言ったら？」
首を振る私。
「舞原なら協力してくれるよ。俺の味方らしいし」
「と、泊まらなくても水族館行けます…」
「でもAは遠いとこがいいみたいだから、そうするとAを抱く時間がないかなって」
爽やかな笑顔でとんでもないことを言う先生。
「あの！じゃあ近くでいいです！」
泊まりなんてありえない！
「そう？残念だな」
やっぱり生理で乗りきることにしよう。
「おいで」
先生のところへ近づき、ふわっと抱きしめられた。
「俺、日曜日が楽しみなのすげぇ久しぶり」
フッて笑う先生の気持ちに応えられない私。
「…先生は私の顔が好きなんですか？」
「え？」
ぎゃっ！何言ってるの私(泣)
これじゃナルシストじゃん…
だって先生、会ってすぐにこんなだったし。
でもいくらなんでも何様？って感じだよね…
恐る恐る先生を見上げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 424人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayachoko(プロフ) - あずきさん» あずき様、まだ読んでいて下さって嬉しいです(T^T)実はこの後の展開にかなり迷ってます(>_<)可哀想すぎるかな、とか…(;_;)楽しみにして下さって感謝です！ありがとうございます(*^^*) (2017年4月16日 6時) (
レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 相変わらずツッコミながら読んでます（笑）わーついに部屋に…！どうなるのでしょう。更新楽しみにしてますね♪ (2017年4月16日 0時) (レス) id: dc6b6c7204 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayachoko
| 作成日時：2017年4月10日 18時
