溺愛ロジック 2

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先生がブラウスのボタンを外してく。

「せっ先生！出来ます！3番出来ますっ！」

そう言うとピタッと動きが止まる先生。

「…残念」

起き上がって「じゃあ早く」って。

慌ててボタン留めて起き上がって先生と再び向き合う。

再び目を瞑る先生。

───あっ、そうだ！

指2本を横にしてソッと先生の唇にくっつけて離す。

目を開ける先生。

ドキドキ…

いや、ビクビクだ。

バレたかな…？

「よくできました」

ニコって笑う可愛く笑う先生に私も笑顔が溢れた。

やった！今度からこれ使おう！

「…って言うと思った？」

あれ…

バレてる…(汗)

でも意外に先生怒ってない。

「Aのそういうお馬鹿なとこ、可愛くて好きだよ」

安心したのも束の間、押し倒されて

「もう待てない」

先生にキスされた。

角度を変えて何度もキスをしてくる。

苦しい。息継ぎのタイミングがわからない。

「…A、キス初めて？」

「…」

初めてじゃない。

初めては、北山先生。

黙っているのを肯定と捉えたのか嬉しそうな先生。

嫌なはずなのに、先生とのキスは頭が蕩けそうになる。

されるがままになっていると、校内放送が。

『藤ヶ谷先生、藤ヶ谷先生、保護者の方がおみえになっています。応接室までお越し下さい』

保護者って…まさかお母さん？！

「お母さん、来れたのかな。じゃあ一応一緒に行こうか。違ったら少し待ってて。俺送りたいから。」

「はい…」

とりあえずこれで許してもらえて良かった。


応接室にいたのはやっぱりお母さん。

先生とキスしてたなんて思いもしないだろうな…

ちょっと気まずくて顔を直視できない。

「A、大丈夫なの？」

「大丈夫だよ。先生が大袈裟に電話しただけ」

「すみません。心配だったので」

さっきまでの色気はどこへやら、先生はもうすっかり先生モード(当たり前)。

「先生、ありがとうございます！こんなに気にかけていただいて、嬉しいです」

お母さんほんとに嬉しそう。

「今日、僕が家に送っていこうと思ってたんですが…」

「いえいえ！大丈夫です！」

「そうですか。ではよろしくお願いします。広瀬、お大事にな」

微笑まれて、顔が赤くなってしまう私。

「はい」

「…先生、ちょっとお聞きしたいんですが、ピアノはお好きですか？」

ま、まさか…

「ちょっとお母さんっ」

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