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「そうそう。募集かけたら、もうすでに何件か面接が決まったよ」
「そうなんですね」
「うん。でもAの時ほどじゃないな。あのときはすごい応募件数だったから」
「…懐かしいですね」
っていってもそんなに前のことじゃないけど。
「決まりましたって電話をもらった時、すごく嬉しかったです」
「父さんがAのことをすごく気に入ったんだよ。珍しくべた褒めだったし」
「き、恐縮です」
「…俺もさ、実はAがいいなって思ってたんだ」
「えっ、そうなんですか？」
「うん。他の子みたいにハキハキはしてないんだけどさ、一生懸命に伝えようとする気持ちがすごく伝わったよ」
「ありがとうございます…」
「今でも思うよ。Aは患者さんに対しても話を一生懸命聞いてて寄り添ってあげてて。相手に安心感を与える子だと思うな」
「…面接の時、すっごく緊張しました」
「だろうな。顔がめちゃめちゃ強張ってたしね」
「…面接って自分を売り込むみたいな感じがして、自分に自信がないからもうパニックでした。とりあえず、精一杯働かせて頂きたい気持ちだけは伝えようと思って…」
「わかる。面接ってさ、何人もの人に見定められる感じがしてキツいよね」
「人に見つめられるのも慣れてないから更にしんどかったです(笑)」
「…確かに俺もあの時はちょっと見つめすぎたかもな」
「えっ」
「可愛いなーって見てたから」
「そ、そんなばかな」
「何でだよ(笑)」
太輔先生がおいでおいでと手招きをしたから私は先生の隣へ。
「笑顔が可愛いなと思ったし一生懸命受け答えしてるとことかいい子なんだろうなって思った」
「…なんだか最近褒めてもらえることが多くて、しっぺ返しがありそうで怖いです」
そう言って笑って先生を見たけど驚くほど冷たい瞳をしていたから身体がヒヤッと冷たくなった。
「…誰に褒めてもらったの？」
「え、と、あの…、横尾さんとか」
「渉か。あとは？」
「あ、あと…？」
「褒めてもらえることが多いって言い方からすると他にもいるんじゃないの？」
「……」
「言えないような人？」
先生の手がこちらに伸びてくる。
余計なことを言ってしまった。
これからはちゃんと考えて話そう。
行為が終わった後、赤くなった手首をいとおしそうに撫でる太輔先生。
怠い身体でぼんやりとそんな先生を見つめた。
今までしたこともないようなことばかりで身体がおかしくなりそうで、怖かった私は抵抗してしまった。
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ayachoko(プロフ) - ひいさん» ひいさんありがとうございます！ウキウキして下さって嬉しいです(笑)またいつか更新できるようになった時にお時間ありましたらお付き合い下さると本当に嬉しいです(;_;)それまでは他のお話を書きつつ一生懸命妄想しようと思います(^^) (2020年5月10日 8時) (
レス) id: 1f0f554f59 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - riceさん» riceさん〜(*^^*)この作品は更新停止が長引きそうなので一度パスワードかけますが他の作品で続きを書けるものと完結したものは公開させて頂きます！世界観が好きだなんてもったいないお言葉をありがとうございます(;_;)これからの励みにしていきます！ (2020年5月10日 8時) (レス) id: 1f0f554f59 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - 玲さん» 玲さん…！(；∀；)玲さんにはなんど励まして頂いたことか本当に感謝しています(>_<)本当は書きたいのですがどうにも思いつかなくて…(;_;)また書けるようになったらぜひお付き合い下さると本当に嬉しいです！ちまちまとは書いていく予定ですので…(^^; (2020年5月10日 8時) (レス) id: 1f0f554f59 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - Sayakaさん» Sayakaちゃんお久しぶりです(*^^*)ありがとう(;_;)また続きを書けるようになった時はぜひよろしくお願いいたします！コメント本当にありがとうρ(・・、) (2020年5月10日 8時) (レス) id: 1f0f554f59 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - もち？太郎さん» たくさん読んで下さってるなんて嬉しいです(;_;)もち太郎さんのおっしゃる通り、いつかまた続きを書きたいというのが本音です(>_<)ラストはもう決まっているのですが中間が書けなくて…(;_;)また更新できたらその時はよろしくお願いいたします(。>д<) (2020年5月10日 8時) (レス) id: 1f0f554f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayachoko
| 作成日時：2019年10月27日 16時
