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「…思うのに？」
「もどかしいんです、最近。辛そうだから何とかしてあげたい…」
「…Aちゃんと太輔先生のとこで、なみちゃんに話しておきたいことがあるんだ」
「何ですか？」
「いつからかは分からないけど、彼女はDVを受けている」
「えっ…、でも」
「DVっていっても直接的な暴力はないみたいなんだ。精神的なものだと思う」
「ドラマとかでは観たことありますけど、DVだなんて太輔先生がほんとに…？」
なみちゃんは有り得ないといった表情だ。
「…さすがにそれは北山さんの勘違いだと思います。太輔先生はほんとにとても優しくて、私達スタッフのこともいつも気にかけてくれて、そんなDVだなんて」
なみちゃんがそう思うのは無理もない。
実際に目にしていないととても信じられないだろうな。
「だいたいA、怪我してたりなんてしてないし…」
「さっきも言ったけど暴力じゃなくて、行き過ぎた束縛、支配、強要だと思う」
「…こういっちゃ何ですけど、太輔先生がそこまでしてAに執着するのも私的には違和感があるっていうか、」
世間の目は残酷だ。
社会的に地位や人望がある人間のほうが信頼されやすい。
たくさんの患者に慕われている太輔先生がまさか、そう思うのは普通のことだ。
「…Aちゃんはこの事をなみちゃんには話してない。それは太輔先生を庇ってるのか、今みたいに話しても信じてもらえないと思ってるか解らないけど」
「あ…、私」
しまった、という顔をして真っ青になるなみちゃん。
「もちろん、こちらから別れを促しても、Aちゃん本人が太輔先生のそばにいたいなら無理矢理引き剥がすこともできない」
「…は、い」
「だけどもし万が一、Aちゃんが太輔先生のDVをなみちゃんに相談してきたら、決して否定せずに味方をしてあげて欲しいんだ」
「友達だから、味方するに決まってます！」
「そうだよね。だから無理に別れさせようとするんじゃなくて、彼女の気持ちを汲み取って、ただ話を聞いてあげて欲しいんだ」
「辛い思いをしてるのに、何も出来ないんですか？」
「Aちゃんの気持ちを肯定してあげて、見守るんだ。見離すんじゃなくて、いつでも力になるよって言ってあげて」
「…」
「そんななみちゃんの存在が、彼女のことを救えるような気がするから」
「北山さんは…？」
「俺がその役目をやると、太輔先生を激昂させちゃうからね」
苦笑いで軽く言ったけど、なみちゃんの顔に恐怖の色が広がった。
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ayachoko(プロフ) - ひいさん» ひいさんありがとうございます！ウキウキして下さって嬉しいです(笑)またいつか更新できるようになった時にお時間ありましたらお付き合い下さると本当に嬉しいです(;_;)それまでは他のお話を書きつつ一生懸命妄想しようと思います(^^) (2020年5月10日 8時) (
レス) id: 1f0f554f59 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - riceさん» riceさん〜(*^^*)この作品は更新停止が長引きそうなので一度パスワードかけますが他の作品で続きを書けるものと完結したものは公開させて頂きます！世界観が好きだなんてもったいないお言葉をありがとうございます(;_;)これからの励みにしていきます！ (2020年5月10日 8時) (レス) id: 1f0f554f59 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - 玲さん» 玲さん…！(；∀；)玲さんにはなんど励まして頂いたことか本当に感謝しています(>_<)本当は書きたいのですがどうにも思いつかなくて…(;_;)また書けるようになったらぜひお付き合い下さると本当に嬉しいです！ちまちまとは書いていく予定ですので…(^^; (2020年5月10日 8時) (レス) id: 1f0f554f59 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - Sayakaさん» Sayakaちゃんお久しぶりです(*^^*)ありがとう(;_;)また続きを書けるようになった時はぜひよろしくお願いいたします！コメント本当にありがとうρ(・・、) (2020年5月10日 8時) (レス) id: 1f0f554f59 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - もち？太郎さん» たくさん読んで下さってるなんて嬉しいです(;_;)もち太郎さんのおっしゃる通り、いつかまた続きを書きたいというのが本音です(>_<)ラストはもう決まっているのですが中間が書けなくて…(;_;)また更新できたらその時はよろしくお願いいたします(。>д<) (2020年5月10日 8時) (レス) id: 1f0f554f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayachoko
| 作成日時：2019年10月27日 16時
