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「あ、ほら太田さん来る時にまた藤ヶ谷さんも誘ったらいいんじゃない?」
藤ヶ谷さんを誘うなんて何でもないかのように振る舞う私。
「その時に聞いてみようかなって」
みっくんはどうせ藤ヶ谷さんを自宅には呼ばないだろうし、言ったもん勝ちだ。
今、みっくんの前で藤ヶ谷さんに会うのなんて危険すぎる。
私絶対顔に出ちゃうし…。
「なんてね、みっくん嫌だよね?」
「別に。つかさぁ、太田が藤ヶ谷も誘えって言うんだわ」
ええっ!太田さんのバカっ!
「…まさかお前まで俺が藤ヶ谷のこと気にしてるとか下らねぇこと考えてんの?」
「へ?」
「バカじゃねぇの、あんな奴俺の相手にすらなんねぇし」
「で、ですよね」
太田さん何言ったんだろ、事情を知らないとはいえ、怖いもの知らずな。
みっくんは勝手に不機嫌になってリビングへ行ってしまった。
…とりあえず、早くお風呂に入ろう。
浴室へ行きお風呂掃除をしていると、みっくんが洗面所に来た。
「お風呂、すぐ沸かすから待っててね」
部屋着に着替えたみっくんは洗面所で「あれ?」って。
「どうかした?」
「お前さ、今日なんかあった?」
どきっ!
「何で…?」
「なんか服が脱ぎ捨ててあるから、洗面所に」
マズイ、慌てて帰って着替えてまたすぐ出てったから。
私、結構几帳面な性格で、脱ぎ散らかしたりとかしないタイプだから、みっくんが不思議に思っても全くおかしくない。
「ちょっと急いでたから」
「あ、そ…」
何その返事!!
「…A」
「ひっ!」
「ひっ、て何だよ」
「いきなり浴室に入ってきたからびっくりして…」
「ふ〜ん。あのさ、今日一緒に入ろうぜ」
まさか…。
「ど、どこに?」
「決まってんじゃん、風呂だよ、風呂」
一緒に入るときは絶対するみっくん。
今日はもう無理だ。身体がキツい。
「今日はちょっと…」
「何でだよ、生理終わったんならしたいんだけど」
私の後ろに回り、首筋にキスをするみっくんを思わず振り払った。
その反動でみっくんが尻餅をついてしまった。
「いって…」
「ご、ごめん…」
けど私、絶対藤ヶ谷さんの香りがする気がする。
だってその香りのせいで、未だになんだか藤ヶ谷さんがそばにいるような錯覚すら起こってるくらいだし。
…一回くらいならなんとか頑張れるかも。
「汗かいたから、だから洗ってからしよ?」
ヤバイ、なんか変な汗かいてきた。
「…やだ。今したい」
完全にやる気のみっくん。
どうしよう…。
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。 - 完全に流産で入院はありえません流産したら腹痛もなくなります (8月16日 12時) (レス) @page48 id: 0a0105a918 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - りなさん» りなさん!( ;∀;)大好きとか、もう嬉しくて踊っちゃいそうです♪( ̄▽ ̄)♪ 超長編?!(笑)(笑)そのうち誰も見てくれなくなりそうですね(;´∀`)ありがとうございます(*^^*) (2017年10月11日 16時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - じゅりさん» じゅりさんっ(*≧∀≦*)嬉しいです!ありがとうございます(*^^*)はしょるの、これからはやめます(笑)気にしすぎだったんですね、私( ̄▽ ̄;)ありがとうございます(*´ー`*) (2017年10月11日 16時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - ayachokoさん» いえいえ(^.^)5以降も見たいです!インモラル大好きすぎて( ;∀;)超長編でお願いいたします笑 (2017年10月11日 15時) (レス) id: 7acbea5606 (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - わわ、そーだったんですね はしおらなくて良かったです笑 ぜひ書いてください笑 (2017年10月11日 0時) (レス) id: af61e84eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayachoko | 作成日時:2017年9月24日 21時