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「俺はAちゃん全然アリ!むしろAちゃんみたいな子がタイプ!」
太田さんがわざわざ隣にきて「ね〜」って顔を近づけるから、不快だけど「ありがとうございます…」って言った。
話を聞いてると、太田さんもみっくんと藤ヶ谷さんと同じ高校だったみたい。だからこんなに盛り上がってるんだ。
けど、プチ同窓会なら飲み屋でやって欲しい。
早く帰ってくれないかな。
明日がお休みだからか、太田さんはたくさん飲んで真っ赤な顔をしてるから、水を差し出したけど「まだ飲みた〜い」って甘えてくるから気持ち悪くてちょっと距離をおいた。
「A、太田すげぇ酔っぱらってるし送ってやれよ」
嫌だなぁ。
「…太田さん、送りますね。車まで歩けますか?」
「無理〜、肩貸して〜」
あぁ、もう。最悪。
仕方なく肩を貸そうとすると藤ヶ谷さんが間に入ってきた。
「太田、タクシー呼ぶからそれで帰れ」
「ええ〜、金欠だから無理だって」
「藤ヶ谷」
みっくんが立ち上がった。顔を見れば機嫌悪いのが一目瞭然で焦る。
「Aに送らせんだからいいだろ。タクシー代いくらかかると思ってんだ」
「タダで飲み食いしたんだしそれくらい出せるだろ」
藤ヶ谷さんの言葉に太田さんはばつが悪そうな顔をした。
「俺、酔っぱらい送ったら駄目だって言ったよね?」
藤ヶ谷さんに言われて「はい…」って返事をした。
みっくんが私の前に立ちはだかった。
「前にも言ったけどな、俺の女なんだからお前がイチイチ指図すんな」
「太田になんかされたらどうすんの」
「ダチを疑うとか最低だな」
二人の険悪な雰囲気に太田さんは酔いが冷めたのか、「いや、あの、俺一人で帰れるから…」って言った。
「帰れるってさ」
藤ヶ谷さんがそう言ってもみっくんは「A、送るよな」って私に言った。
だから私は「うん…。太田さん、遠慮しないで下さいね」って言って玄関に向かった。
駐車場に行き、念のために後部座席に太田さんを乗せて運転席に乗ると、車の窓をノックする藤ヶ谷さん。
窓を開けると藤ヶ谷さんは「俺も行くから」って言って、助手席に回り、車に乗った。
藤ヶ谷さんに言われた通り、先に太田さんを送った。
「おやすみなさい」
「おやすみ〜、藤ヶ谷もまたな!」
「ああ」
太田さんと別れて車を走らせた。
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ayachoko(プロフ) - RuNaさん» RuNaさん(*^^*)コメントありがとうございます!(*≧∀≦*)溺愛ロジックを好きだと言って下さり、励みになりました(;_;)インモラルも読んで下さり嬉しいです(。>д<)これからますます暗くなっちゃいますがお付き合い下さいませf(^^;) (2017年9月2日 7時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
RuNa(プロフ) - 初めまして。溺愛ロジックを読み他の作品も読ませていただいたりしておりました。溺愛ロジックすきでした。そして、インモラルも今凄くハマっています。いつも更新されるのを楽しみに日々を過ごしています。これからの展開も楽しみです! (2017年9月2日 2時) (レス) id: 4e49bd79e0 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - ましろさん» ましろさぁん( 〃▽〃)藤ヶ谷さんが藤ヶ谷先生と同じになってきちゃってます(^^;好みのせいかついつい…藤ヶ谷さんはもうちょっと人間味出したいです(笑)ガッツリイチャイチャ、私もしたいので頑張ります!(* ̄∇ ̄)ノ (2017年9月2日 1時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - ゆなさん» ゆなさん(’-’*)初めまして(*≧∀≦*)溺愛ロジックの時からなんて、嬉しいです(。>д<)確かにかなり非現実的ですよね(笑)更新頑張ります!これからもよろしくお願いいたします(*^^*) (2017年9月2日 1時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - はぁぁ///たいぴがかっこいい(ウットリ)優しいだけじゃない感じがいいです(ウットリ) みったんのアセアセもドキドキするし、続き楽しみです♪ガッツリないちゃいちゃも是非希望します!← (2017年9月2日 0時) (レス) id: df578ce2f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayachoko | 作成日時:2017年8月20日 15時