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「ほんとはこういうの禁止されてるんですけど、つい買ってきちゃいました」
照れたように笑って先生がお母さんに白い箱を渡した。
…あ、これ、学校の近くにあるケーキ屋さんの箱だ。
「まあまあっ、すみません！ありがとうございます！良かったわね、A。お腹空いたでしょ」
「空いてないっ」
食べないもん。
「A…」
困ったような顔をするお母さんに胸が痛む。
「…やっぱり食べる」
「ふふ、良かった。今お皿持ってくるわね」
お母さんには弱い私。…ううん、誰に対しても強くいけない自分。情けない。
チラッと先生を見ると先生は私のことを射抜くような瞳で見つめていて、慌てて目を反らした。
…びっくりした。いつから見てたんだろう。
まさかお母さんがいるのになんかしたりはしてこないはず。
居たたまれなくなり、お母さんのいるキッチンへ。
「藤ヶ谷先生、紅茶好きかしら」
「コーヒーがいいと思う」
「…何で分かるのよ」
「えっ！？…わかんないけど」
お母さんがお客様専用の食器を出した。
ケーキとコーヒーが先生の前に置かれたけど、コーヒーを一口飲んだだけですぐ話し出す先生。
「広瀬さん、最近はどうですか」
「ええ、結局学校に行きたくないって言ったのはあの一回だけでした。すみません、私パニックになってしまって…。でもほんとに今までそんなこと言ったことなくて、私心配で…」
うう、恥ずかしい。先生多分ひいてるよね。
「いえ。寧ろすぐ相談して頂いて嬉しかったです。今の時代、教師なんて無力でなかなか頼って頂けないので。」
「子ども思いの優しいお母さんがいて広瀬は幸せだな」って私を教師の顔で見つめる先生。
「いえ、そんな…」って嬉しそうなお母さん。
「今は楽しく通えてるみたいで良かったです。でももしまた何か気になることとかありましたら、遠慮なく僕に話してください。」
「はいっ！ありがとうございます」
深々とお辞儀をして「ほら、Aもっ」って。
仕方なく軽く頭を下げた。
「…白いピアノって珍しいですね」
先生がピアノを見つめる。
「あ、私家具とか白いものが好きで、ピアノだけ真っ黒だと浮いちゃうかなって」
「そうなんですか、素敵ですね」
「あっ、先生。そういえば、発表会、Aのお友だちも来てくれることになりました」
「もしかして、舞原由璃ですか？」
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ayachoko(プロフ) - ましろさん» えええ？！羨ましすぎる( ；∀；)いいなぁ(T^T)藤北生着替えって何ですかい(笑)参戦、お疲れさまでした！藤ヶ谷さんターン、大人しく待ってます！(笑) (2017年5月14日 23時) (
レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - ayachokoさん» 更新有難うございます(,,> <,,)ああもう藤ヶ谷ゾーンに入ってる私(笑)今日ツアーに行って来たのでその後に読むと愛が倍増です(笑)藤ヶ谷ターン待っていて下さいね！爆 (2017年5月14日 22時) (レス) id: df578ce2f7 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - ましろさん» ましろさん、ありがとうございます！私は迷わずヤンデレ藤ヶ谷くんを選びます(笑)今日からツアー始まりましたね(*^^*)コメントありがとうございました！CHAIN OF LOVEの藤ヶ谷さんターンを密かに待ってます(笑) (2017年5月13日 14時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - ここまで読み終えました！続きが気になって気になって仕方ないです！玉が好きなのにヤンデレ太輔から離れられない気持ち分かります私！←ｺﾗ。時々笑いながら読んでます^^ F sideも楽しみにしていますね！ (2017年5月13日 8時) (レス) id: df578ce2f7 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - 確実に私の方が年上ですσ(^_^;)でもなんとなく気がひけちゃうからたまに敬語になるかも…(￣▽￣;) (2017年5月13日 7時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayachoko
| 作成日時：2017年4月28日 17時
