第35話 ページ35
*
(宣伝)
【HQ】お隣くん【赤葦京治】
*
散々悩んだ末、悩んでももう仕方ないので何も考えずいつも通りいこうという結論を出し、
学校の更衣室によってから保健室の前を通り過ぎようとしたとこだった。
「...ん...はぁ、はぁ、」
「...ごめん...キツいよね...でも...」
「...だ、大丈夫です、から...そのまま...はぁ、はぁ、」
いかがわしさしか感じない会話と息遣いを保健室から耳にして、私の心臓がドッと重くなる。
保健室で本当にそういう不純行為をする人がいるなんて。
...いや、そこじゃない。
男の方の声がくにみんの声だったからこんなにも胸が苦しいんだ。
すぐに、今すぐに、止めたかった。
私は何の用があるわけでもないのに、何も考えず、保健室のドアをノックし、ガラッと開けた。
『失礼します、2年の山井です』
「え...せ、んぱい...?」
『...へ。』
目の前に映るのは椅子に座ってしんどそうに体温計で体温を測るくにみんとそれを心配そうに見ている保健室の先生だった。
ぶわぁぁっ、と顔が熱くなるのが分かる。
...いや、勘違いも甚だしいだろ、私。
...恥ずかしすぎる。
と恥ずかしさで死にそうになっていると、くにみんの容態の悪さに気づき、はっとする。
『っちょ、どうしたの、くにみん』
国「...あぁ、なんか、熱、あるみたいで...あ、38.5℃...。」
先「あらっ、高熱じゃない、親御さんに迎えの電話入れるから、あなたはとりあえずそこのベッドで寝ときなさい。」
国「...いや、親には、いいんで...。...この先輩が責任もって、家、まで届けてくれる、んで...。」
先「...そう?山井さんそのために来たのね、...ならわかったわ、先生は今から会議があるから、担任の先生には伝えておくから、落ち着いたらちゃんと帰るのよ。くれぐれも部活には行かないように!...じゃ、山井さんよろしくね」
『...あ、はい』
何が起こっているかよくわからないで返事してしまうと、先生はそう言って職員室に行ってしまった。
『って...いや、なんで私がっ』
「...だめ、?」
反論しようとベッドに横になるくにみんの方を向くと、甘えたように掛布団をぎゅうっと握ってそう訊いてくるくにみん。
おそらく私の顔は真赤だろう。
『...そんな顔されたら断れんでしょーが。』
「ふふ、先輩、顔まっかっか。」
あーもう、ほんと、この子は私の調子を狂わすのが得意だなぁ。
*
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←第34話
542人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやか(プロフ) - 道化師(.。.★)さん» 長らくの間お待たせしました...。申し訳ないです。大好きですって...?!嬉しすぎますすすす 更新頑張ります、ありがとうございます! (2018年3月8日 19時) (レス) id: d70e47ff04 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - あっぷる。。さん» 返信とてつもなく遅くて申し訳ありません...!!!くにみんいいですよねぇ...まっつん個人的に今ハマってます笑 もっとニヤニヤさせるためにも←、更新頑張りますね! (2018年3月8日 19時) (レス) id: d70e47ff04 (このIDを非表示/違反報告)
道化師(.。.★)(プロフ) - この作品面白くて大好きなので更新されるの楽しみに待ってました!これからも気長に更新されるのを待ってます頑張って下さい。 (2018年3月8日 0時) (レス) id: bb7c2e5d44 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。。 - くにみん可愛いぃ…まっつんも色気が凄くて好きです!いつも画面の向こう側でニヤニヤしてます←更新頑張って下さい(*^^*) (2017年8月24日 13時) (レス) id: 677506d160 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 花巻 松川 国見 プチシューさん» まっつんいいっすよね!!最近はまっつん川さんと花まっきーさんがお気に入りなのです…うふふ だからめっちゃお話に出てくるかもですw 面白いなんてありがとうございます!更新頑張りますぜぃ! (2017年8月21日 20時) (レス) id: 15effec458 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:古里(あやか) | 作成日時:2017年2月5日 19時