信と疑 ページ47
凛月「うわー…。容赦ないねぇ」
凛月の声を聞きながら、剣を当てた奴の顔を見る。
金髪の、美少年だった。
……またか。
泉といい、凛月といい、レオといい、国王といい、この美少年といい。
私が出会う人たちは美形しかいないのだろうか。
「…取り敢えず、事情聞くから」
？「なんでアナタにアタシのこと聞かれなくちゃいけないのォ？」
え。
その口調に、思わず固まる。
そっち系の人、なの？
平常心を保ちつつ、質問に答える。
「言ったでしょ、私は神藤Aだって。聞く権利がある」
？「…嘘はよくないわよ」
「嘘はついてない。嫌いだから。木の上で話すのもなんだし、降りるよ」
私はそいつの手首を掴むと飛び降りた。
そいつは、難なく着地する。
…ここに隠れんの、慣れてんな。
レオ「なあなあ、そいつの名前は？」
レオに言われて、そういえば聞いていなかった、と思う。
嵐「アタシは、鳴上嵐。フルールヴィルの数少ない平民よ」
数少ない、平民。
それが私の警戒心を溶かした。
途端、ぐいっと腕を引かれて何か冷たいものが当たる。
これは、剣だ。
泉「！Aっ！」
凛月「…なんのつもり？」
嵐「近づかないで。…この子がどうなってもいいなら」
…不覚。
一瞬でも警戒心を解いてしまった。
レオ「…そいつは、神藤Aだぞ。いいのか、平民の味方にそんな真似をして」
嵐「だから、この子がそんなわけないでしょ？」
「…事実だから。じゃあ聞くけど、そこらへんにいる女が剣を使えると思う？」
嵐「…それは…」
「…鳴上嵐。私は神藤A。国王に父を殺された神藤A。
信じろ」
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シナモンロール様(プロフ) - まやさん» ありがとうございます！面白くできていたのなら、嬉しい限りですね！更新頑張ります！ (2017年4月5日 18時) (
レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 面白かったです！ 一気に、今あるお話全部読みきってしまいました(^-^) 続きがとても楽しみです。更新頑張って下さい！ (2017年4月5日 17時) (レス) id: d78b0177e8 (このIDを非表示/違反報告)
シナモンロール様(プロフ) - 愛良さん» ありがとうございます！この作品のコメント初めてだぁぁ！泉がカッコよく見えたなら、とても嬉しいです！テスト勉強が落ち着き次第、更新させてもらいます！ (2017年2月18日 8時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
愛良 - 全部見させてもらってます！！あんスタ始めたばかりで全然みなさんみたいに知ってる訳ではないので偉そうに言えませんがとても感動しました！！この作品も泉くんのカッコ良さがすごい伝わってきました！！！続きを楽しみにしてます！！ (2017年2月17日 23時) (レス) id: a2f401b16e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊かるぴす＊ | 作成日時：2017年2月4日 22時
