鎖 ページ34
少し、間が空いた。
レオ「…基本的な知識なら、いくらでもやる。
だが」
そこで、止めた。
レオ「どうするのかは、自分で考えろ。それはお前の考えであるべきだ。
お前だからこそ、考えられるものがあるはずだ。
…知識はあるとき、
発想を縛りつける鎖となる」
発想を縛りつける、鎖。
「なら」
私は月永の言葉を一語一語噛みしめた。
「私たちと一緒に来い。
足りない知識を、お前に補ってほしい」
私の言葉に泉と凛月が目を見開いた。
泉「本気で言ってるのぉ！？」
凛月「Aの嫌いな貴族なのに？」
貴族、か。
「私は貴族が嫌いだ。月永にあってそれが変わったわけでもない。
だけど、私は月永を私の嫌う貴族と同じだとはどうしても思えない。
こいつなら、信用できる。
2人もそう思ってるんじゃないの」
私が2人の目を見つめ返すと、小さくため息をついた。
凛月「Aにそう言われちゃ、断れないよ」
泉「あんたのやりたいことに付き合う、って言ってるしねぇ…ま、付き合ってあげる」
私はありがとうの意味を込めて2人を見つめた。
「…月永は、どうなの」
レオ「………」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シナモンロール様(プロフ) - まやさん» ありがとうございます！面白くできていたのなら、嬉しい限りですね！更新頑張ります！ (2017年4月5日 18時) (
レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 面白かったです！ 一気に、今あるお話全部読みきってしまいました(^-^) 続きがとても楽しみです。更新頑張って下さい！ (2017年4月5日 17時) (レス) id: d78b0177e8 (このIDを非表示/違反報告)
シナモンロール様(プロフ) - 愛良さん» ありがとうございます！この作品のコメント初めてだぁぁ！泉がカッコよく見えたなら、とても嬉しいです！テスト勉強が落ち着き次第、更新させてもらいます！ (2017年2月18日 8時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
愛良 - 全部見させてもらってます！！あんスタ始めたばかりで全然みなさんみたいに知ってる訳ではないので偉そうに言えませんがとても感動しました！！この作品も泉くんのカッコ良さがすごい伝わってきました！！！続きを楽しみにしてます！！ (2017年2月17日 23時) (レス) id: a2f401b16e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＊かるぴす＊ | 作成日時：2017年2月4日 22時
