いつもの日常 ページ3
父「ところでよ…聞いたか、新国王の話」
泉「ああ、昨日即位したんだってねぇ」
「何それ」
二人はあきれたように私を見つめてきた。
「なに」
泉「あんたそのとき、なにやってたの。昨日の話なんだけど」
「昨日？サンドバッグを泉だと思って鍛錬してた」
泉「マジで殺してあげるけど？」
「私に一回も剣術で勝てたことないくせに」
泉「剣術はでしょぉ？武術は負けたことないんだけどぉ？」
「その喋り方、ちょ〜うざぁい」
泉「パクんないでくれる！？ちょ〜うざぁい！」
父「お前ら頼むから仲良くしてくれ」
健太郎「喧嘩するほど仲が良いって言いますし」
泉「「仲良くないし」」
父「…みじん切りにされたいのか？」
「ごめん父さんほんとごめん」
泉「…チッ」
流石今、国内を騒がせている海賊の長、ってところだ。
殺気怖い。
父「話がズレたな。それで、その国王なんだが…かなりの策士らしい。
年は泉と同じだが、18とは思えない賢さでな。
その国王が、俺らAristocracykillersに目をつけている、と言う噂がある」
「私らに？」
泉「返り討ちにしてやればいいんじゃん」
父「あのなぁ…。相手は国だからな。こっちは十数人なんだ。
何万もの兵で攻められたらたまったもんじゃない。
だから」
そこで一旦、父さんは切った。
そして口角をにっとあげて笑った。
父「貴族からじゃんじゃん金奪って、海賊らしく暴れるぞ」
その言葉に私と泉、健太郎は不敵に笑う。
「父さんのそーいうとこ、好きだよ」
泉「最近暴れ足りなかったしぃ？丁度いいんじゃない」
健太郎「お頭スゲッス！一生ついていきます！」
あぁ、楽しい。
この時の私は、何の根拠もなく、こんな時が永遠に続くんだと思ってた。
尊敬してる父さん
幼馴染の泉
モブっぽい健太郎
この海賊船で、なにも変わらず過ごすのだと。
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シナモンロール様(プロフ) - まやさん» ありがとうございます！面白くできていたのなら、嬉しい限りですね！更新頑張ります！ (2017年4月5日 18時) (
レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 面白かったです！ 一気に、今あるお話全部読みきってしまいました(^-^) 続きがとても楽しみです。更新頑張って下さい！ (2017年4月5日 17時) (レス) id: d78b0177e8 (このIDを非表示/違反報告)
シナモンロール様(プロフ) - 愛良さん» ありがとうございます！この作品のコメント初めてだぁぁ！泉がカッコよく見えたなら、とても嬉しいです！テスト勉強が落ち着き次第、更新させてもらいます！ (2017年2月18日 8時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
愛良 - 全部見させてもらってます！！あんスタ始めたばかりで全然みなさんみたいに知ってる訳ではないので偉そうに言えませんがとても感動しました！！この作品も泉くんのカッコ良さがすごい伝わってきました！！！続きを楽しみにしてます！！ (2017年2月17日 23時) (レス) id: a2f401b16e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊かるぴす＊ | 作成日時：2017年2月4日 22時
