何もない少女 ページ11
凛月「そーいやさぁ、あんたらどこから来たの？」
なんとか泉と朔間を静めてホッとしたのもつかの間。
朔間が質問を投げかけて来た。
真緒「あ〜、それ気になるな。どっちもやけに警戒心強いし、血の気が多いし？
どこ出身だ？」
「…Aristocracykillersの船長の娘」
泉「俺はAristocracykillersの一員兼、こいつの幼馴染ってとこ」
真緒「……は？」
凛月「…Aristocracykillersって貴族から金目の物盗ってる海賊だよねぇ。
道理で、血の気が多いわけだ」
真緒「いやいやいや！なんで普通にしてんの！？
Aristocracykillersの船長の娘とその付き添いって言えば
____指名手配されてんだぞ！？」
泉「「…はぁ？」」
私と泉が指名手配されてる？
「どういうこと。詳しく教えて」
真緒「…一応確認するけど、一昨日、お前らは国の軍に攻められて海に身を投げ逃げて来た、って事でいいんだよな」
真緒の言葉に私は頷く。
真緒「その、海に投げたときを何人かの兵士が目撃したみたいだ。
まあ20にも満たない少女と少年を捕まえる必要ない、って宮廷側も思ってたみたいだけど。
新国王が、捕まえろ。何としてでも。って言ったらしいよ。
それで国は指名手配して、ずっとお前らを探してる。
Aristocracykillersの船があった場所の周囲をひたすらね。
でも見つからない。そりゃそうだ、こんな国外れの民家に流れ着いちまってんだからよ」
真緒から全てを聞き出した泉が口を開いた。
泉「…問題はここからどうするか、だよねぇ。
顔もバレてるし、隠れ住むにもいずれ見つかる。捕まったら一生牢獄に入れられるよ」
「……」
私は、一体どうしたいんだろう。
父さんも、家も、仲間も。
全て失ってしまった。
私が生きる意味は？
真緒は気まずい雰囲気を察したのか、今日は好きに過ごしていいと言った。
私はフラフラと森の方へと足を進めた。
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シナモンロール様(プロフ) - まやさん» ありがとうございます！面白くできていたのなら、嬉しい限りですね！更新頑張ります！ (2017年4月5日 18時) (
レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 面白かったです！ 一気に、今あるお話全部読みきってしまいました(^-^) 続きがとても楽しみです。更新頑張って下さい！ (2017年4月5日 17時) (レス) id: d78b0177e8 (このIDを非表示/違反報告)
シナモンロール様(プロフ) - 愛良さん» ありがとうございます！この作品のコメント初めてだぁぁ！泉がカッコよく見えたなら、とても嬉しいです！テスト勉強が落ち着き次第、更新させてもらいます！ (2017年2月18日 8時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
愛良 - 全部見させてもらってます！！あんスタ始めたばかりで全然みなさんみたいに知ってる訳ではないので偉そうに言えませんがとても感動しました！！この作品も泉くんのカッコ良さがすごい伝わってきました！！！続きを楽しみにしてます！！ (2017年2月17日 23時) (レス) id: a2f401b16e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊かるぴす＊ | 作成日時：2017年2月4日 22時
