速報！プロデュース科の問題児が全力疾走中！

問題児は驚く ページ5

司の言い分を聞いて、私は視線を泉っち先輩に戻した。


「それで、どーゆーことなの？」


泉「話すと長くなるから、簡潔に言うからねぇ。




王様……月永レオは、『knights』のリーダーなの」



『knights』の、リーダー？


レオが？




あの自由人って言うのが会って5秒でわかるレオが？


騎士がテーマの『knights』！？


「え、嘘、マジ？レオのユニット、『knights』だったの！？」

しかもリーダーって！


レオ「そうだぞっ、わはははは☆」


司「こんな方がreaderなんてっ！私、信じられません！」


凛月「信じるも何も、実際王様は『knights』のリーダーだからね？」


司は肩を震わせている。


どんだけレオがリーダーっていう事実がショックだったのさ。


でも久しぶりの再会のわりには、レオがなんか静かな気がする。


凛月とか、泉っち先輩とか。2人は心底嬉しそうだったけど。


そんなことを考えていたらチャイムが鳴った。


真緒「やばっ。A、凛月、嵐、みか！

早く教室戻るぞっ、次は椚先生だから遅れたら説教食らうぞ！」


真緒の声で私たちはバタバタと教室へ向かう。


向かう途中、なるこちゃんに聞いてみた。


「ねえ。なんでなるこちゃんは凛月と泉っち先輩程に嬉しがってないの？」


そしたら、なるこちゃんは長いまつ毛を少し伏せた。


鳴上「そうね。
アタシが『knights』に入ったのとほぼ入れ替わりで王様がいなくなったのよ。

だから王様とはそんなに親しくないし、あんまり話したこともないわ。

凛月ちゃんは留年してるから二年生だけど、本当は三年生なの。

泉ちゃんは王様とは一番仲が良かったしね」


凛月、留年してたのか…。確か朔間さんも留年してるって聞いたことあるよーな…？

ってそんなことは置いといて！


「そーなんだ。ありがと、なるこちゃん！」


鳴上「たいして役に立ってないけどねェ？役に立てたのなら何よりだわ♬」


微笑むなるこちゃんを見ながら思った。


ていうことは、今の三年生が二年生のとき、何かあったのかな？


まあ、過去のことはいーけど、それより今のことだよね！


レオは何を考えてるんだろ…？





翌日、私はその答えを知ることになるのを、この時はまだ知らない。




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私、「反逆！王の騎行」をやってないのでストーリーはわかりませんが、大体の内容で書いていくので、そこらへんは気にしないでください！

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