速報！プロデュース科の問題児が全力疾走中！

問題児は待ちくたびれる ページ4

真緒「凛月に嵐？用事は済んだのか？」


真緒が凛月となるこちゃんに話しかけるけど、二人は真緒の方を全く見ずにレオを凝視している。


レオと友達なのかな。


レオを見ると、真剣な顔をして二人を見つめ返している。


凛月「なんで、ここに」


凛月が絞り出すように言った。

こんなに余裕のない凛月は見たことがない。


え、ね、待って？

私パンケーキ食べてただけなんだけど？


なんで突然意味のわからないシリアスに巻き込まれてんの！？


レオ「……ごめん。

お前らを、残して逃げて」


凛月「王様は…『knights』を守った。命懸けで。そんな王様を、咎めるわけないでしょ」


鳴上「また、王様と『knights』でいれるなら。

なんだっていいわよねェ、凛月ちゃん」


あの…三人がた？

勝手に三人だけの世界に入られても困るんですが！？


「ちょ、ちょーっと待ったー！勝手に話進めないで！？

順を追って説明しとくれ！」


三人の間に割って入った。


レオ「あ。完全に周りのこと忘れてた！」


「まあ失礼！」

みか「Aちゃんどうしたんや？おばはんみたいやで？」


おばはんって失礼！


レオ「えっとだなー、俺らは…」


レオが説明しようとしたときだった。


泉「……は。………おうさ、ま？」


今にも消え入りそうな声。


だけど、私の耳にははっきり聞こえた。レオも、そうだったみたい。


レオ「セナか？」


泉「…！！ほんっと、ちょ〜うざぁい…！」


ええ〜、今度は感動ムードなんだけど！


ほんっと、ちょ〜うざぁい！


あ、泉っち先輩の口癖うつった。



凛月、なるこちゃん、泉っち先輩。


この三人に共通してるのは『knights』ってこと。

レオは『knights』と関係があるの？


「ねーってば！説明してよ！！」


気になって仕方なくて、四人に叫ぶ。


凛月「わかったから、そんな大声で喋んないで〜…。
食堂中の注目集めちゃってめんどくさいんだけど〜」

注目？

周りを見渡すと、確かにみんなこっちを向いている。


「いやそんなことはどうでもよくて！話してよー！」


司「そうですよ！speedyに話してください！」


「そうそう！…って、司？」


いつの間にか私の横に居たのは司。


鳴上「司ちゃんまで…どうしたのォ？」


司「classmateと食堂に行ってみたら、先輩方が居たものですから…。

話しかけようとしたらなにやらそこの方とあったようで。

しかも『knights』に関係するお話。同じ『knights』として気になったのです」

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