ひよこ ＃166 ページ23
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「 部長!!あんたさっき、俺のクラスで何をした!! 」
「 おやおやぁ、王子様ではありませんか!!
何、とはなんでしょう？私はただ、愛と驚きで満たしてさしあげただけですよ...☆ 」
「 教室中を薔薇で満たすことがか!?そして俺を王子様と呼ぶな!! 」
「 ヒマだったので...☆ 」
「 っこの変態仮面が...!! 」
演劇部の部室にて。
そこには2人の生徒がいた。
この“五奇人”への憎しみが渦巻いている中でも、“五奇人”の1人_日々樹渉は変わらなかった。
そんな彼に翻弄されている氷鷹北斗は、諦めたようにため息をついた。
「 ...っもういい。この際、俺のクラスが薔薇で埋め尽くされたことは水に流す。
それよりあんた、こんなことしてていいのか？ 」
「 のおっ、“こんなこと”ですか!?
北斗くんの反応が日に日に薄くなっていくので私は悲しいです... 」
「 質問に答えろ 」
キッ、とこちらを睨む後輩に少しだけ息を吐く。しょうがない、とでも言いたげに渉は渋々口を開いた。
「 匙は投げられました。最早、この流れを止めることは誰にも出来ません。私は演者ですからね、与えられた役を最後まで演じるまでですよ 」
芝居がかった動きでそう話す渉に、北斗は眉をひそめた。それは彼の真意でないように思えたからだ。
「 出来ない、だと？あんたがやろうと思えばやれないことはそうないと思うが 」
「 フフフフ、北斗くんは私のことを過大評価しすぎですよ。
...しかし、そうですねぇ。このまま流れに身を任せるのも一興ですが、それではあまりにあの雛鳥が報われません 」
「 雛鳥...？ 」
北斗の問いかけには答えず、渉はくるりとその場で回った。そして、楽しそうに笑った。
「 自分の優しさに潰されてしまった哀れな雛鳥を、この道化師が救ってさしあげましょう...☆ 」
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ワルツ - 素晴らしい (2020年6月21日 19時) (
レス) id: cb21dd1047 (このIDを非表示/違反報告)
あるみかん(プロフ) - 透さん» ありがとうございます！更新速度ころころ変わりますが、どうぞよろしくお願いします。 (2020年4月14日 18時) (レス) id: 4fe8f05fec (このIDを非表示/違反報告)
透(プロフ) - とっても素晴らしい作品でした！！更新頑張ってください…！待っています(*^^*) (2020年4月3日 2時) (レス) id: a39e9ef544 (このIDを非表示/違反報告)
あるみかん(プロフ) - あんころ餅さん» ありがとうございます！一気読み大変だったと思います、お疲れ様です笑 ご期待に添えるよう頑張ります。 (2020年3月23日 22時) (レス) id: 4fe8f05fec (このIDを非表示/違反報告)
あんころ餅 - こんちには！！ひよこのワルツ最初っからイッキ見してしまいました！！とても面白いでス！！これからの展開にワクワクしてます！！更新大変かもしれないけど頑張って下さい！！他の作品もとても面白いでス！！ (2020年3月23日 15時) (レス) id: cda0ebd32a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるみかん x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=48be83eaada675e79ed496ea5cdf8f4f...
作成日時：2019年8月2日 23時
