１３．Ｑ,この関係に名前を付けよ。 ページ13
「かんぱーい」
なんて言いながら、ビールの入ったグラスを
こつん、とぶつける。
潤「Aは、いつもの？」
なぜ潤がここにいるか。
原因は、1時間前に溯る……
ーーーーーーーーー
和「まじかよ(笑)
んじゃ、行くよ？」
「りょうかい。」
楽屋の荷物の最終確認をして、楽屋の扉を開ける。
潤「あ、A。
このあと暇？」
「このあとは……」
和「あれ、松本さん。
このあとAサン、俺と飲むんすよ〜」
潤「なにそれ心配。
俺ついてくわ。」
「保護者か。」
潤「どこで？家？」
「いや、居酒屋？」
潤「家にしようよ。
そのまま泊まれるし？」
「二宮サンどーですか？」
和「オレはどこでも。」
潤「じゃあ、俺車出すから。
Aんとこの車もってきて正解だわ」
「そういや、この前来た時、
朝そのまま仕事いったっけ？」
潤「そうそう、で、今日返そうと思っててさ。」
和「え、あんたら同棲してんの？」
「「してない。」」
和「男女の友情って成立すんだ……」
ーーーーーーーー
ということで、いま私の家で3人で呑んでいる。
・
・
そう言えば。
二宮サンが、男女の友情が成立しないって言うのなら。
私と二宮サンの関係って何だ？
主演女優と主演俳優？
相談相手と相談乗ってもらう人？
なんか...違うな…
こんな言葉じゃ、表せない気がする。
何でだ？
私、人見知りなのに何で二宮サンは大丈夫だった？
もしかして…会ったことがある？
・
・
それはない。
会っていたら、覚えているはず。
基本的に記憶能力はそこら辺の人より、
優れていると思う。
潤「A〜？
おーい、自分の世界から帰ってこーい」
わっ！
意識を戻せば、
目の前に顔の濃い潤がいる。
「ビックリしたっ！」
ほんとに、潤の顔は心臓に悪いな(笑)
１４．スイーツが好きな男女1名とそんなに好きじゃない男1名。→←１２．契約、ケイヤク。
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作者名：彩瑛 | 作成日時：2018年6月23日 20時
