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春高も終わり今日から練習だと連絡が入っている。
侑くんたちと最後に会ったのは、
烏野との試合。
僕は皆と会うことを避けている。
今日から練習。
練習開始時刻はとっくに過ぎているのに、
僕は家から出られずにいた。
『初めて練習サボったかも、、』
角名くんや銀くん。
他の人からの連絡はあった。
けど侑くんからは何もない。
絶対怒ってるよなー。
今までも喧嘩することはあった。
でもこんなにお互いが連絡しないのは初めてだった。
弟｢兄ちゃん今日も練習行かないの？｣
『……本当はあるんだけどサボっちゃった』
妹｢えー？なんでえ？
バレー嫌いになっちゃったの？｣
今日は土曜日。
2人とも学校はお休み。
『バレーは好きだよ。
でも今はちょっとしたくない』
弟｢なんで！？？
僕兄ちゃんのサーブもう1回みたい！｣
『サーブならこの前の録画で散々見てたでしょ』
妹｢生でみたいの〜！みたい〜！！｣
うるさいなあ。
結局僕は2人に勝てず庭にでる。
そんなにわくわくした目で僕をみないでよ。
2人は僕のサーブを見るのが好きだ。
ボールを受け取る。
いつもと同じ助走。
同じフォーム。
そしてあの時と同じようにボールを打つ。
"ぽんッ"
あれ？失敗してしまった。
もう一度やるが失敗してしまう。
｢兄ちゃんまだー？｣
弟たちの待ちくたびれた声が聞こえる。
何度やっても上手くいかない。
なんでだろう。
僕は考える。
『あっ、
もしかして……』
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弟｢なんや兄ちゃん。
僕ら置いて出かけてちゃった｣
妹｢でもお兄ちゃんの顔楽しそうな顔してたね｣
弟｢うーんたしかに？
今から部活行くのかなー｣
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作者名：てんしゃいぬ。 | 作成日時：2024年4月5日 21時
