. ページ12
一颯と生徒は教室を出て美術室に通された。
隼「おい!」
「動くなって言ってんの、分かんない?」
隼人がこっちに来ようとするので素早く銃を隼人に向ける。
さ「A…」
唯「あんた、あいつに弱みでも握られてるんでしょ。だからこんなことするんでしょ!?」
「…みんなそんなに私がお人好しに見えるんだ。」
涼「だって、ずっと優しかったじゃん!」
「…何度も言ってるでしょ、私は今のみんなは嫌いなの。」
唯「だったら!なんで涼音に嫌いって言われた時あんな顔したの、」
「さぁ、どんな顔してたか覚えて唯「泣きそうな顔、それを耐えてるかのような顔してた。」」
唯「ねぇ、全部教えてよあんたが抱えてるもの隠してるもの全部!」
唯月あんたは本当に優しいね、そんなあなたが私は1年の頃から大好きだった。
涼音も可愛くて妹気質なところがあって、私を見るとすぐに“A!”って駆け寄ってくれるすごく嬉しかった。
「…隠し事してるのは、お互い様でしょ?」
するとその直後爆発音が聞こえる、私は拳銃を下ろして教室でられるよ。と伝えると
隼人たちは一目散に駆け出す。
美術室の鍵は開いてないものの窓から見えるのは瓦礫に埋もれてるのは生徒の手足。
柊「刑事さんあなたのせいで、5人が犠牲になりました。
今あなたが抱いている感情は、怒りですか?絶望ですか?」
きっとどれでもない、彼が今抱いてるのは。
郡「決まってんじゃねぇか、希望だよ!
こんなくそみてぇな犯罪が二度と起こらねぇように、必ずお前らに手錠をかけてやる。
それが俺にとっての、明日を生きる活力だ!」
私はクスリと笑った。あぁ、最高だったよ郡司さん。
柊「…やっぱり有能な刑事さんだ。」
94人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蜜柑 | 作成日時:2023年9月12日 1時