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柊「刑事さん、今僕が語ったことはあくまで理想論です。でも、現実はそんなに甘くない。」
その言葉と共に私たちは忍ばせてた拳銃を取り出す。生徒たちは急な出来事に頭が追いついていないのか
慌てふためいている。
郡「おい、柊日向何する気だ!」
「朝言いましたよねぇ、間違えたら5人の命が犠牲になるって。」
柊「今から呼ぶ5人は隣の美術室にこい。それ以外の者は教室から出るな。
出たら命の保証はない。日向はここで待機だ」
「りょうかーい。」
名前を呼ぼうとすると、里見くんが1人は俺でいいと言う私に決定権はないのでゆっくり彼の方を見ると
何も言わずコクリとうなづいた。
「いいってさ、じゃあ次ー瀬尾雄大!」
瀬「ふざけんな、なんで俺が!」
「堀部瑠奈!西崎颯真!」
開かないドアを必死に開けようとする堀部さんと、困惑してる西崎。
「結城美咲!」
結「やだやだ!!」
「生憎だけど、拒否権なんてないから。はい一颯について行って。」
私はドアの前で他の生徒が出て行かないように見張る。すると電話越しの郡司さんが
郡「柊、日向、馬鹿な真似はやめろ!お前らのやっていることは矛盾している!」
「矛盾?何がです?」
郡「お前らはただ、殺された景山澪奈の復讐がしたいだけだ、それこそ負の感情以外の何者でもない!」
「復讐?ははっ、それはまだ刑事さんに全貌が見えていないからですよ。
いつか、みんなはわかってくれるはず」
郡「ふざけるな!!」
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作者名:蜜柑 | 作成日時:2023年9月12日 1時