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ジェ「フロイドです。双子なんですよ。兄でもあり弟でもありますね」
フ「オレ達稚魚のころから一緒だもんねェ」
ジェイドさんの首元に擦り寄っている姿は人懐っこく見えて、ジェイドさんと雰囲気は少し違うけど、この人もいい人そうだなぁ。
『Aです。フロイドさんもよろしくお願いします!』
フ「ん、よろしくね〜。…そういやさっきから何かいい匂いするんだけど」
私に顔を近づけて鼻を鳴らすフロイド先輩
ジェ「もしかして…失礼ながら本来の姿をお聞きしても?」
『あっ言ってませんでしたね。私はダンボオクトパス、″タコ″です!』
″タコ″という単語を口にすると二人の肩が少し揺れた。
フ「へぇ〜じゃあタコちゃんかぁ。…小さくて、食べちゃいたいくらい可愛いねぇ♡」
これがどういう意味か、私はまだわからなかった。
そして軽率にした質問がさらに私の首を絞めた。
『可愛いなんてそんな…お二人は本来どんな姿なんですか?』
フ「ん〜知りたいの?オレ達はね」
ジェ/フ「「ウツボだよ/です」」
『え″っ』
えっウツボ?
じゃあさっきの食べちゃいたいくらいっていうのは食物連鎖的な的な?
理解した瞬間全身がぶわっと鳥肌を立てたのが分かる。
ひとまずは一刻も早く距離を取りたい、もう説明も終わったみたいだし人波に紛れれば、
フ「どこ行こうとしてるの?タコちゃん♡」
ジェ「一人ではまだ上手く歩けないのでしょう?″お手伝い″してあげますから、大人しくしてくださいね。」
あくまでも″手伝い″という所を強調する辺り、この人達確信犯だ。
最早ギャップ萌えとか言ってる場合じゃない!食べられる!
必死に逃げようとしてたら一瞬の隙に、フロイドさんに腰をガッチリホールドされてそのまま横抱きにされた。
『あの、降ろしてくれませんかね…重いですし、もう寮の説明終わったみたいですし…』
フ「は?降ろす気ないし、このまま連れてくけど」
えっ私このまま寮行くの…?この年にもなって恥ずかしすぎでは。
フ「…やっぱりちっさいねぇ。ギュッてしてもいい?大丈夫痛くしないから」
後ろに♡でもつきそうなくらい優し〜く聞いてくるけれど、絶対にこっちの意見は聞く気ないですよね。
さっきよりも腕に力が込められて、笑みを浮かべながらその顔は私の首物へとゆっくり近づいてくる。
恐らく次にくる衝撃に備えて身を竦ませれば、案の定襟元から少し覗いている首元にガブッと噛みつかれた。
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ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年11月23日 1時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - よるさん» ありがとうございます…!励みになります(*´Д`) (2020年11月22日 23時) (レス) id: 8b9aaa4e76 (このIDを非表示/違反報告)
よる - よき…(吐血)(歓喜) (2020年7月17日 21時) (レス) id: 68950930bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 砂糖菓子さん» リクエスト書いていただきありがとうございます!うちにある鮫の大きいぬいぐるみ抱えて ん"っ!ってなってました!大満足です!ありがとうございました!! (2020年5月21日 8時) (レス) id: bdf8793398 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - ゆんさん» ドキドキしてもらえてるようで何よりです…!リクエストもありがとうございます!本編同時進行で書かせていただきますm(_ _)mちょっとディープになるかもしれないんですけど大丈夫ですかね… (2020年5月18日 1時) (レス) id: aa4bfdf71f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:砂糖菓子 | 作者ホームページ:
作成日時:2020年5月6日 6時