【文豪ストレイドッグス】〇〇しないと出られない部屋に閉じ込められました。

十分間耳攻めしないと出られない部屋【太宰治】 ページ19

『痛い。』


ばっと、起き上がると床に寝ていた為か身体が痛かった。

…皆さんお察し。 何時も部屋でした。
そして今回は…太宰さん。隣でスヤスヤと寝ている。


『起きて〜？ 早く出るよ〜？』

「ん…何だね…」


渋々起きた太宰さん。


「…十分間耳攻めしないと出られない部屋か…」


太宰さんが云った。 私は太宰さんの目線を辿る。


『うぅわ。最悪。ってか、私の目には【十分間耳攻めされないと出られない部屋】って書いてあるんだけど。』

「…此れは本当に何なのか分からないね…」

『だね。 …まぁ… カモン！』

「急に英語を使うのだね…」


耳元で、失礼するよ。と、囁く声が聞こえて、耳が甘く噛まれる。


『ん…っ。』


思わず声が漏れる。


「耳、弱いのかい？」


息が耳に当たるほど近くで囁かれた言葉。


『う…っるさい…っ！』


反抗の意思を示すと、太宰さんは耳に息を吹きかけた。

太宰さんに遊ばれていると、段々身体がふわふわとして来る。


『だ…太宰さん…あの…ふわふわしま…す。』

「支えてあげるよ。」


抱きしめられた形で暫く遊ばれる。すると、【ｶﾞﾁｬﾘ】と音がした。


『あ、開いたです。！』


不思議な語尾になったが気にしない。

私は太宰さんを置いて其の部屋から出た。







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太宰さん格好いいなぁ…

いちごだいふくさん、リクエストありがとうございました！

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