心 中 許 可【文豪ストレイドッグス】【太宰治】【スピンオフ】

記 憶 喪 失 ページ32

…ふわり。


……階段から落ちた。


………声が出なかった。、



…………誰に落とされたでもなく、ただ、踏み間違えた。



……今回は。







階段から落ちて、意識が飛んだ私が、次に目覚めたのは病室。 武装探偵社のだけど。


『んぅ…』

与「起きたかい？ 全く。階段から落ちるとはねェ…。」

『与謝野…さん。御免なさい。』

与「はいはい。 妾は解体出来たし、いいんだけどね…。 彼氏さんはお怒りのご様子でねェ…。」

『あー… なるほど。』

与「呼んでくるから、待ってな。」

『はい。』


…少しすると、太宰さんがやってきた。


『…御免。』

「もっと、気をつけ給え。」

『…ん。』

「……？」

『…』

「…如何したんだい？ 元気が無いじゃないか。」

『…否、なんでもな』

「何でもない訳が無いだろう？ 何でも聞くから、話してみ給え。」


…私は、少しずつ話し始めた。

過去の、いじめを受けていたことを。


『…今迄…、記憶が無かったんだけど…っ！ 今日、階段から落ちる感覚で思い出して…！！』

「…っ！」


…ただ、手を握り、話を聞いてくれる彼の目は優しいものだった







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りんさん。リクエストありがとうございました(`･ω･´)ゞ

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