晴景の頼み ページ48
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緊張する...さっきから手のひらの汗が止まらない....
詩乃「ふぅ....
伊勢です。」
政景「入れ。」
詩乃「は、晴景様ご無沙汰しております。」
政景「そんなに、緊張するこもとない！
伊勢姫は、景虎の世話をしていたそ
うだな..」
詩乃「はい。」
政景「景虎が留守の間、頼みたい事があ
る。
伊勢姫は、医術の知識があると聞いて
いる。」
詩乃「いえ！私は、医者ではありません。」
政景「わかっている。
しかし、病人の世話のしかたや、薬材
に精通しているとか。」
詩乃「・・・・」
政景「それに...外には漏れては困る方
の世話をして欲しいと言うことな
んだ。
景虎の所に居たのだ、忠義も厚い景虎
だ、信用出来るものしか側には置く
まい。
だから、頼みたいのだ。
晴景様の世話を...」
詩乃「えっ？
晴景様のですか？」
政景「そうだ、晴景様の体調を外に漏れ
させてはならない。
これは、 景虎を信用しての事。
受けてはくれぬか？！」
晴景「ｺﾝｺﾝｺﾝ...ｾﾞｰﾊｰｾﾞｰﾊｰ...
このところ、咳も止まらず、息苦しさ
も修まらない...
元より、体が弱い私を狙い、内乱が続
いた。
景虎が留守の間、私の体調の事が漏れ
れば、いつ攻めて来るかもしれない！
周りの者は、皆信用出来ない...
情けない事だ。
ﾊｱﾊｱ....」
景家様にも晴景様達に用心するよう言われたけど、唇の色も悪い、肩で息もして苦しそう...
体調が悪いのはあきらかだ....
内乱続きで、家臣を信用出来ない...
謙信様も似たようなことを言っていたな...
謙信様を信用して、側にはいる私に頼んできたんだ。
詩乃「私で良ければ...」
政景「そうか！受けてくれるか！
よかった...
晴景様の世話をするに辺り、外の者と
の関わりを絶っていて欲しい。
伊勢姫を信用していない訳ではない..
しかし、疑心を生まない為でもある
んだ。
わかって欲しい。」
詩乃「一度、荷物を取りに行ってきます。」
政景「言っただろう！
外の者と関わりを絶つと...
必要な物は、こちらで用意する。
お付きの者も、同じだ....
伊勢姫を案内してやれ。」
使用人「はい。
こちらへ....」
大丈夫か？大丈夫なのか？
せめて、景康様や景房様には、ここに要ることを伝えたい....
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KOHKU(プロフ) - コメントありがとうございます。戦国時代の恋の行方はもう最終章に入っていきます。続編も考えています。読んでもらえると嬉しいです。 (2021年1月26日 19時) (
レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
ここな(プロフ) - こんにちは！歴史には全く詳しくないのですが、昨日から一気読みで読ませてもらいました！これからも楽しみにしてます。他の作品も時間のあるときに読むつもりです。ヾ(*´∀｀*)ﾉ (2021年1月26日 15時) (レス) id: 01920890a3 (このIDを非表示/違反報告)
KOHKU(プロフ) - 励ましコメントありがとうございます。今回のアップ出来なくなった時は、焦りました。頭の中の物語を、楽しんでもらえていることが知れて嬉しかったです。他のサイトからの励ましコメントももらえて、この作品をコツコツと綴って行ければと思いました。 (2021年1月19日 20時) (レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - こんばんは。「また君を探す 2」の方でコメント送らせていただいたものです。いつも素敵な夢小説をいつもありがとうございます！毎日読ませて頂いております。これからも応援しておりますので、どうか無理のない範囲で頑張ってください！ (2021年1月19日 17時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KOHKU | 作成日時：2021年1月18日 19時
