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39.♧♧♧ ページ5






「あらもう嫌だわ!こんな沢山の方たちに見詰められて
……あたし、初対面の方とお話するの苦手なの!」



私達を煽るかのように言う女の子

赤毛で髪には飾りをつけている。
服装は女の子らしいフリフリとした、海外ではよく見かけるワンピース?ドレス?

まぁなんでもいいが、それを身につけていた。


その女の子は、さらに私達を煽るようベラベラとお喋りを続けている。喋るのが好きなのだろうか



「ナオミは何処だ。」


それを遮って、
いつもとは何トーンか低い声の谷崎さんが云う

余程お怒りのようだ



「あら御免なさい!
その説明が最初よね!……探偵社の皆さんは、あちらよ」



女の子がひらっと手を向けた先には、白い扉

その中には……手の異能に掴まれた
賢治さんやナオミさん。その他にも一般人が大勢いた


「賢治君ッ!ナオミッッ!」


想定よりも酷い状況を目にした谷崎さんは思わず声を上げる。そのまま扉へと直行していた



「鍵なしでは開かないわ。
開くのはあっち」





”あっち” というのは黒い扉の事だ

扉から見えた景色は、静止した世界
時間の進まない空間という事だろうか



……中々強い異能じゃないか



「あたしの名前はモンゴメリ。
ここはあたしの異能力で創った空間なの

でも安心なさって!
そのドアから誰でも出られるわ。
…お仲間を取り返したくなければですけれど」


ニヤッと悪巧みをする子供のように笑みを浮かべたモンゴメリさんに、「如何する心算だ」と殺気を交えて谷崎さんが云う



「簡単よ
この部屋のアンと遊んで頂きたいの。



アン、いらっしゃい」











『……これはこれは、大層な異能だね、…』




_________


ルーシー・モード・モンゴメリ

能力名

「深淵の赤毛のアン」


40.♧♧♧→←38.♧♧♧



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リン - ヴヴン、そのー,,,アドバイスください(泣) (8月6日 16時) (レス) @page17 id: 39fcd12b59 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きが楽しみです! (2022年12月27日 0時) (レス) @page17 id: 6f112c6b4f (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!!!!応援してます! (2022年12月5日 21時) (レス) @page17 id: 44246302dc (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - 魔水さん» ありがとうございます🥲 (2022年10月8日 12時) (レス) id: 47bdebfeba (このIDを非表示/違反報告)
魔水(プロフ) - 続き楽しみにしています。応援しています (2022年10月2日 17時) (レス) @page13 id: a5d53cdda2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2022年9月5日 18時

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