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37.♧♧♧ ページ3



翌日、早朝




「おい!朝刊見たか!!」


「……報道でもやってるよ」






〈事件現場です!ご覧下さい


_____七階建ての建物が、
一夜にして消滅してしまいました!!〉






〈一部の情報筋では、ポートマフィアのフロント企業が入っており、構成員の事務所として使われていたとの情報もあります。


市警では敵対組織による襲撃の可能性もあると見て、
軍警に協力を要請しつつ_____〉



「、「メッセージ」とは此か」


顔をゆがめて、紙をくしゃっとする国木田さん

流石の国木田さんも焦っているようだ




「やはり、寮にも賢治君は居ません、……」


『…消滅、ですか……』




「……逆らう探偵社も、用済みのマフィアも凡て消す ね」





____都市伝説としても謳われた” 組合 ”


かなりの異能力者が集まる集団。そこのボス、フィッツジェラルドは、金で凡てを解決させようとする金の亡者


それ以外は何も分からない



、、、面倒臭いな



「谷崎!これ以上単独で動くな!
敦とAと組んで賢治を探せ!

太宰は俺と会議室に来い、社長会議だ!」



「敵と接触しても戦わずに逃げろ!」




*****




「あんなにピリピリした探偵社は初めてね……」

『まぁ状況が状況ですから。』




ナオミさんの独り言に返答をする。
あまり会話をしたことがなかったので、ナオミさんと仲良くなれそうで嬉しい。

こんな状況で考えることじゃないとは思うが



「ナオミ、矢っ張り社に戻るんだ。
……できればAちゃんもだけど、」


「嫌よ、ナオミも捜索を手伝うわ!
こんな時に兄様と離れたくない!」


『私も、出来れば捜索を手伝いたいですね。』





「危険すぎる!」

「危険は社も同じよ!
建物ごと消されるわ。ねぇ敦さん、そうでしょ?」


「え!?そ……それはまぁ、」



まぁ、谷崎さんの考えは分かる。ナオミさんは異能力も持たない一般人だ。確かに危険


だが、ナオミさんの意見も筋が通っているのだ


今朝のテレビを見ればわかる、社も危険
戻ったって、そのまま消されてしまう



「敦君、君と違って妹には異能が無いんだ
足を引っ張る。」


「何よ兄様!
ナオミの云う事は何でも聞くと云ったじゃない!」

「き、昨日の夜のアレはお前が無理やり……



ハッ!
……な、何でもありません、……」



反論しようとした谷崎さんが何かに気付いたのか、顔を真っ赤にした。



『(やはりこの兄妹の事は深入りしないでおこう…)』


38.♧♧♧→←36.♧♧♧



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リン - ヴヴン、そのー,,,アドバイスください(泣) (8月6日 16時) (レス) @page17 id: 39fcd12b59 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きが楽しみです! (2022年12月27日 0時) (レス) @page17 id: 6f112c6b4f (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!!!!応援してます! (2022年12月5日 21時) (レス) @page17 id: 44246302dc (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - 魔水さん» ありがとうございます🥲 (2022年10月8日 12時) (レス) id: 47bdebfeba (このIDを非表示/違反報告)
魔水(プロフ) - 続き楽しみにしています。応援しています (2022年10月2日 17時) (レス) @page13 id: a5d53cdda2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2022年9月5日 18時

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