とある術師はヨコハマで( 2 )【呪術廻戦】【文スト】

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朝特有の匂いが私を覆う


まだ4時だが、目が覚めてしまったので起きた。
そこら辺の公園まで散歩にでも行こうかな






ご飯は食べる気にならず、水だけ飲んで外に出た







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玄関を出ると、オレンジ色に光る太陽が私を覆った

……これがあるから太陽は嫌いなのだ。







神様のような存在の太陽は、常に輝いていて
穢れた汚い私にも、問答無用で光を見せてくる。どれだけ私が暗闇に行こうとしたって、ギラギラと輝いて連れ戻してくる




そんな太陽が、私は大嫌いなのだ











＊＊＊






現在時刻は朝の7時




公園でぼーっとしていたら3時間が経過していた。
勿体ない時間の使い方をしてしまったと、今更後悔する



ただ、これ以上時間を無駄にはしたくないので
黙々と探偵社に向かう

探偵社にすぐ近かった公園で休んでいたため
歩けば５分ぐらいで着くだろう。そう考え、バスを使って行くのはやめた






周りには、スーツを着た人達が早足で歩いている。
ここら辺の人達は通勤時間のようだ


何度か知らない人と肩がぶつかるが、相手も私も気にしていないようで
「すみません」
と小声で言うだけで何も起こらない





これが平和なのか






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…やはり、平和は慣れない






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