とある術師はヨコハマで( 2 )【呪術廻戦】【文スト】 (ページ9)

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『皆さん、無事でよかったです』

お祖母さんを助けていた賢治さんと、交差点でイチャイチャしていた谷崎さんとナオミさん、そして敦くんと怯えた様子の鏡花ちゃんに声をかける

谷崎ご兄妹に関してはイチャつかないで頂きたいが

「Aさんもご無事で良かったです！」

『私は無事どころか、無傷ですけどね笑
全て任せてしまってすみません。谷崎さん、敦くん』

「いやいや！！
僕たちが勝手にやった事だから大丈夫だよ！
ね！敦くん？」

「はい！」

『何から何まで気を使わせてしまって…… 笑』

谷崎さんと敦くんのフォローに、何もしていなかった自分が醜く見えてしまった。思わず苦笑いを零す

まぁとりあえず無事を国木田さん達に報告しなければ
そう考えて携帯を取りだした

電源を入れ、ロック画面を見ると1件の通知が

何だろうか。国木田さんか？それとも太宰さん？
五条先生は……封印中だしないか

気になってしょうがなかったため、すぐさまメールを開いた。

＿＿＿＿メール内容を見た私は、
目の前が黒く塗りつぶされた

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

宿儺の指15本を取り込んだ虎杖悠仁が一般人を巻き込み暴走を起こした為、乙骨憂太を死刑執行人として派遣

乙骨憂太は1度虎杖悠仁を殺したも、反転術式で回復させたため反逆者と見なし”乙骨憂太と虎杖悠仁の死刑”を行うことになった

それを皇 Aに命ずる

反抗した場合、即死刑となる
必ず任務を遂行させよ

上層部最高責任者 ○○ ××

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ドス黒い何かが心を覆っている気がする

息がしずらいのだろうか、それすらも今の私には分からない。

乙骨先輩と悠仁を処刑？？？

そんな現実、誰が受け止められるというのだ。

優しい先輩、親しい友人
そんな人達を殺せるわけがないだろう

改めて分かった。
やはり、この社会。呪術界は腐っている
腐りすぎている

私が変えなければならない。

何故なら私は、＿＿＿＿＿＿最強だから

『すみません。急用ができたので失礼します』

「え、！Aちゃん！？
大丈夫！？ちょ、ちょっと待って！！！」

敦くんの呼び止める声が聞こえるが
そんなのはもうどうでもいい

何がヒーローだ。何が呪術師だ

一般人を守って、何があるんだ。

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