とある術師はヨコハマで( 2 )【呪術廻戦】【文スト】 (ページ14)

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私の今いる所は、渋谷駅だ

何故ここに来たのかは分からない。勝手に足が惹き付けられるように歩いていたのだ

まるで使命かのように

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体の動くままに歩いていると、遠くの方で
地面に倒れ込んでいる人を見つけた。戦いに巻き込まれた人だろうか

恐らく死んでしまっているだろう
嫌、まぁここで生きている人の方が凄いのだが……

ﾄﾞｸﾝｯ

倒れている人との距離が近くなっていくにつれて、心臓が嫌な音を立てた

段々と、その人の正体がわかってくる

しっかりと整えられたスーツ。
その服から微かに香る、カスクートの匂い

カスクートは、その人の好物だった物だ

上半身は見当たらない。戦っている最中に吹き飛ばされてしまったのだろう。あのツギハギの呪霊、真人に

＿＿＿＿＿＿倒れている人の正体は、七海さんだった

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私と七海さんの出会いは、あまりいいものではなかった

＿＿＿約11年前

私が5歳、七海さんが16歳だった時だ

その頃から私は、呪術師としての仕事もある程度こなせるようになっていたし、会話も5歳にしては申し分ないほどには出来ていた。

術式も、今よりかは下手だが使えていたと思う

そんな私が、ある任務の件で高専にいた時。七海さんの同期である”灰原さん”が亡くなってしまったのだ

偶々入った部屋は、灰原さんの死体がベッドの上に置かれていた部屋だった

あの時の、灰原さんの遺体を目の前にした……七海さんの表情は、一生忘れないだろう。

……恐らく

＿＿＿＿＿＿恐らくここからなのだ。地獄の始まりは

”””””傑兄さんも、ここから変わってしまった”””””

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(中間終わるまで投稿できなさそうです🙏)