さんじゅうろく ページ38
三日月side
ふと見習いの方を見れば日本号達た酒を飲んでいた。見習いの横には空になった日本酒の瓶が二本転がっていてゾッとした。
見習いはまだ酒を飲もうとしていて、もう止めないと潰れる。そう思った。予感じゃなくて確信だった。何故、俺は見習いの飲める酒の許容量を知っているのだろう。
三日月「見習いや、ちと酒を飲みすぎやしないか？」
『へ？のみすぎてなんていませんよ〜。まだまだいけます！』
呼びかけて顔を上げた見習いは真っ赤になっていた。あぁ、完全に酔っ払いになっている。
三日月「これ以上飲んだら潰れるだろう？そろそろ部屋に戻るぞ。」
自分で言っていて不思議に思う。何故毎回の事のような言い方をしているのか、何故こんなにも心配になるのか。
主が前に恋について語っていたのを思い出した。ひょっとしたらこれが恋なのだろうか？
いや、でも見習いに抱く思いは三条派の者や、本丸の者達に抱く思いに似ている。主は確かこの気持ちを家族愛だと言っていた。今日1日で見習いを家族のように思ったのか、大分昔からの様な気もする。
『だいじょぶれす。酔ってなんかいませんよー。』
呂律も回らないぐらいによっている見習いを見て本格的に部屋に戻した方がいいと思った。ひょいと見習いの背中と膝裏あたりに手を添えて姫抱きをする。
『だいじょぶれすってば〜』
三日月｢分かった分かった。」
ほけほけと笑って大広間をあとにした。
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Yellow Lily(プロフ) - ほたるいか(サブ垢)さん» コメントありがとうございます。私もどう書けばいいか悩んで夜しか寝れません！これからもこの作品をよろしくお願いします (2018年2月21日 17時) (
レス) id: 64ffe2e1e5 (このIDを非表示/違反報告)
ほたるいか(サブ垢)(プロフ) - うあああああ！つ、続きが気になって夜しかねれない！更新、ファイトです！ (2018年2月21日 14時) (レス) id: c5f3be6f0f (このIDを非表示/違反報告)
Yellow Lily(プロフ) - 紅波さん» コメントありがとうございます。面白いと言っていただけるなんて光栄です…！よろしくお願いします。 (2018年2月15日 22時) (レス) id: 64ffe2e1e5 (このIDを非表示/違反報告)
紅波(プロフ) - とても面白くて、大好きです。頑張ってくださいね！ (2018年2月15日 20時) (レス) id: d72e3151da (このIDを非表示/違反報告)
Yellow Lily(プロフ) - 鈴カステラさん» コメントありがとうございます。更新遅いですが、よろしくお願いします。 (2018年2月11日 18時) (レス) id: 64ffe2e1e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yellow Lily | 作成日時：2018年1月31日 0時
