教えてあげて、サルトルさん【五条悟】

相談 ページ17

・









「で、夏油くんはさ。

正直、26の女が16歳に手出すってどう思う？」




ご近所トラブル未然に防げて満足な私は、不満げな硝子ちゃんからタバコを全て回収し、夏油くんに聞く。









「そうですね。

はっきり言うと、さっさとくっつけって思います」







…だってさ、悟。

さすがお前の親友だよ。






そんな、正直に言うどころか、遠慮も配慮も存在しない夏油くんの答えに、私はまた悶々と考える。









学生時代、悟の世話ばかりでろくに恋愛もしてこなかったせいか、本当にコレが恋愛感情なのかも分からない。








いや、絶対好きなんだろうけどさ？



まず五条さん(悟のパピー)に合わせる顔がないし、悟だって今は好き好きウザイほど言ってくるが、私がババアになった時のことなんて考えてないだろう。






そんな私の心配事を2人に相談すれば、目に涙を浮かべるほど爆笑をかまされ、終いには鈍感すぎると馬鹿にされてしまう。




そして、ハァハァ苦しそうに呼吸を整えた硝子ちゃんと夏油くんは、真っ直ぐ私を見て口を開く。









・














「Aさん。これだけは安心してほしいんだけど」









・









「悟はちゃんと、あなたに本気だ」









━━━━━━━━━━━━━━━





タバコを吸うシーンがありますが、未成年の喫煙はダメですよ。(一応注意書きです)





・

告白→←相談

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す