【あんスタ】アイドルって、そんなにいいものですか (1)

廊下は走っちゃいけません ページ6

「みまさかァァァァァアアアァアアアアァアァァァァ！！！！」


突然後方から怒声とともにでかい足音が聞こえた。


すっげえ、ドドドドドドドっていってる。振動がすごいよ！！


振り返ると、般若の形相の理穂。キャーコワーイ。


ヒュッ、と理穂が隣を通り抜けていったかと思ったら腕をつかまれ、私も強制ダッシュ。


「おおお！？腕が痛いぞ理穂くん！理穂くん！？」


「ばかやろおおおおおおお」


「何が！？ねえ何が！？」


状況が理解できないよ！なんで理穂くん怒ってるのかな！？


私が出てったあと犬に何か言われたりしたのかな！？


「Aちゃん、ばーいばーい」


「まったねー」


呑気な双子の声に、言葉を返す代わりに手を振る。


ハッ、まさか双子と話してたから怒ってる？話しかけてきたのは向こうだぞ！


そのまま普通科校舎までダッシュ、教室についてやっと解放された。


体力ゼロの私は息も絶え絶えである。


「マジなんなの・・・」


「いやこっちのセリフだよね。いきなりダッシュとかふざけてんの？脇腹超痛い」


「うるさい」


「理不尽すぎる」


とりあえず息を整え、席に座る。


私は聞く体制に入る。


「あんたが！去ったあと！私は！わんこを除く3人に！話しかけていただきました！内容は全部『ごめん』的感じだったけど！！」


「ヨカッタネ、で？何がばかやろーって？」


「UNDEAD全員と葵兄弟と話したからかな！！」


「すべて故意ではないことを明言しておく」


「うざい！！！」


「うざいとか言われる筋合いないな！？てか理穂が好きなのってUNDEADだけじゃないの！？」


「アイドル科全員好きですが！？」


「守備範囲ひろいね！？」

はやく帰りたい。→←なんか仲良く（？）なりました

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す