【刀剣乱舞】胃袋で乗っとります。

参ります!!その９ ページ15

桜花「では、行って参ります」

その日曾祖母との約束があった桜花は、清光を連れて本丸を出かけていった。

それを見ていたまどかはスマホを取り出すと、とある場所に連絡をいれた。

まどか「もしもしぃ？今日は昨日連絡した通りある子を怖い目にあわせて欲しいのよぉ、特徴は昨日知らせた通りねぇ？それじゃあ」

電話が終わるとまどかはニヤリと笑った。

和「主、どうしたんだ？」

まどか「あぁ〜兼定ぁ♪ちょっとぉパパの声がききたくなっちゃってぇ…」

まどかがそう答えると、和泉守はまどかを抱き寄せ囁いた。

和「寂しいなら俺を頼れよ…」

まどか「兼定ぁ…」

そして二人は引き寄せられるようにキスを交わした…

一方の桜花達は…

清「…ねぇ咲良、水かなにかあったらくれない？」

桜花「水ですか？」

桜花がそう言いながら清光にペットボトルを渡すと、清光は「ありがと」と言い蓋を開け中身を取り出した手拭いにかけ始めた。

清光「さてと…こそこそしてないで出てきたら？」

清光が物陰を睨むとガラの悪そうな男がそこから現れた、手には刃物をちらつかせている。

男「お嬢ちゃあ〜んあんたには少し怖い目に遭ってもらうぜぇ？」

清「下がって咲良！」

そう言って清光は背中に桜花を隠した。

男「そんな丸腰で刃物に勝てるかよ!!」

刃物を手に向かってきた男のその言葉に清光の口は笑みを浮かべた。

清「ざ〜んねん♪」

そう言って清光は手にしてた濡れ手拭いを男の手めがけて振り下ろした。

音を響かせて手拭いは男の手に当たった。

男「ぐっ…！いてぇ…！」

清「知ってた？濡れ手拭いって結構武器の代わりになるの」

男「ちぃっ！覚えてろよぉ!!」

顔を歪ませた男は、そう言い放ち走り去っていった。

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