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四十七人 ページ5






それから少しして、帝統さんは『悪りぃ、賭場に行かねぇと…』と言って部屋を後にしてしまった。
………帝統さんも帝統さんで、とても不思議な人だと思う。



「行ってしまいましたね、帝統さん…」



幻太郎「まぁ、あの馬鹿は放っておきましょう。」



帝統さんと入れ違いで来た幻太郎さんがニコリと微笑み、私を腕の中に閉じ込める。



幻太郎「小生と絵本でも、」



『ピンポーン』



幻太郎「おや、宅配便でしょうか?それとも帝統が…」



「私、見てきますよ。」



部屋を出て行くときに、幻太郎さんが『ちょっ、』と止めに入った様な気がするが、まぁ気にしない。



「はーい。」



ガチャリと玄関のドアを開けると其処には_______________









銃兎「久し振りだな。………A。」



「?!じゅ、とさ…」



一気に、背中が粟立つ様な気がして足を一歩後ろに下げる。



銃兎「怖がらないで下さいよ。」



「ど、どうして……」



銃兎「それはもちろん………貴方を引き戻す為ですよ。」



銃兎さんはそう言うと、ぬっと赤い手袋をつけた方の手を私の方へと差し出した。



銃兎「帰りましょう、A。」



『ギュッ』



其の抱きしめる音は、銃兎さんからでは無かった。



幻太郎「………泥棒猫が。」



其れは_______________いつもよりも、低い声で話す幻太郎さんからの音だった。

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紫陽花 - 続き、楽しみに待っていますね (2021年1月17日 20時) (レス) id: 7d26cf7009 (このIDを非表示/違反報告)
Sss11014762(プロフ) - 続き楽しみにしていますね (2020年10月21日 15時) (レス) id: a4b3cd2d43 (このIDを非表示/違反報告)
Sss11014762(プロフ) - とっても面白かったです (2020年10月21日 15時) (レス) id: a4b3cd2d43 (このIDを非表示/違反報告)
信乃 - これってもう投稿されないんですか? こんなに面白い作品なのに (2020年5月3日 7時) (レス) id: db4fa22712 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - 初めまして!51話にて誤字報告です!最後あたり『もし【さ】して、○○は』で【か】です。此れからも応援しています(`・ω・´)bではまたっ♪ (2019年9月9日 9時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飴村虚数 | 作成日時:2019年7月7日 13時

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