サクラサク ページ12
神谷「……」
A「……?」
式場から歩いている途中。
ひろにぃは一言も喋らない……?
どうしたんだろう。
A「あの……ひろにぃ?」
神谷「えっ!?な、なに?」
A「い、いや、なんか……静かだからどうしたのかな〜って」
神谷「え!あ、いや……なんでもない……/////」
顔、真っ赤だ……?
A「なんでそんなに顔、赤いの?ま、まさか、熱!?大丈夫!?」
神谷「い、いやちがう!……ひ、久々に手を繋いでるから、照れくさくて……」ボソッ
A「ん?なんて?」
神谷「なんでもない!!」
あれから、半年もの月日が流れた。
あの式の後片付けは、ひろにぃの親御さんがしてくれたらしい。
あれから、千鶴先生と花澤先生がどうなったかは分からないけれど、きっと、うまくやってくれてるよね……きっと
お父さんは、なんとか退院できるまでに回復した。
しかし、まだ通院しなくてはならないので、しばらくはアメリカにいるみたい。
お母さんからは、相変わらず毎日のように心配する電話が来るけど。
私には、支えてくれる人がたくさんいるから、大丈夫。
今日は……大学合格発表の日。
A「……あった……」
握りしめた受験票の番号は、未来へ続く紙に、しっかりと記載されていた。
A「やったぁぁぁぁ!!!!」
すぐに学校へ電話する。
出る相手は、もちろん……
神谷「もしもし!?どうでしたか!?」
A「先生……」
神谷「……神田、さん……」ゴクリ…
A「受かりましたぁぁぁぁ!!!」
神谷「よかった!本当によかった!よく頑張ったな!!!」
A「はい!本当に、よかったです(´;д;`)」
私たちの学校の卒業式はほかより遅く、受験が終わってから集まるようになっている。
卒業式は……明日だ。
24人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あをに(プロフ) - natsue0618さん» ありがとうございます!! 返信遅れてごめんなさい(>_<) 更新亀な私ですが、これからもご愛顧よろしくお願いします!! (2018年11月27日 16時) (レス) id: 50e211d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
natsue0618(プロフ) - すごく面白いです!!これからも素敵な物語楽しみにしてます。 (2018年10月1日 22時) (レス) id: 0be671c1c2 (このIDを非表示/違反報告)
あをに(プロフ) - 時雨さん» わぁぁ!ありがとうございます!!そう言っていただけると、執筆も捗りまくりです!!ぜひこれからも読んでくださると幸いです!ありがとうございます!! (2018年8月18日 11時) (レス) id: e7e1cc6b63 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 凄く面白いです!!続き、どうなるんですか?待ち遠しいです!あぁ、やばい感動して泣きそうだああ! (2018年8月15日 18時) (レス) id: 86a1a639a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あをに | 作成日時:2017年9月17日 2時