警備隊の日常 ･∀･´ゞ【オリジナル】

１.事の始まり ページ2

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｢５階作品管理課前…ってどこだろう…｣




事の始まりは、３日前に起こった大事件(私にとっては)だった。


入社して２年が経って、仕事は順調にこなし、上司部下からの信頼もそこそこ厚かったと思っていた。
そんな私の心を、高さ５mの小さな小さな崖から突き落とした課長の言葉。



『君、明日から警備隊に移動してくれるか。』





一瞬にしていろいろな疑問が浮かんできた。




だがその中でも一番存在感が強かった疑問。





｢明日からって何ですか!?｣






そういうわけで今私は、作品管理課前にあるという＜警備隊＞を探してさまよい歩いているのだ。

昨日まで私がいた＜お詫び課＞というのは、不具合が起きたときトップページに謝罪文を掲載する仕事を行う課である。

そこは他の課と比べて楽な仕事がメインだったので警備隊も楽チンな仕事だったらなー、と甘く考えていたのである。

そんなことを考えながら歩いていたら、警備隊のオフィスに到着し、少しの期待を持って扉をノックした。



だが、

扉を開けた０.６秒後、

その少しの期待と甘い考えは、音をたてて崩れ去った。

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