椿姫物語 5【世界一クラブ】 (ページ38)

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約束は守らなきゃページ38

〜No side〜

『跡目争いのルールは少なく
とも...今週中には、決定する』

臨時親族会議にて言われたのは
誤魔化しに誤魔化した跡目争い
のルールについて

自分達は学校があるため
スマホで録画を聞いてる

『やっと始まるのね
私達の、葬儀が』

「...アンタが義理を果たしたら」

『義理？』

「忘れた？私は未練をちゃんと
消した、今更...アンタだけ未練
を消さないなんてないよね？」

『...そうね、約束
は守らなきゃね』

『...アンタがちゃんと
果たせてたら、ね...？』

ーガヤガヤ

女「あ！これってこうやるんだ！
すっごーい！頭、いいんだね！」

月「べ、別に...」

女「ねぇ月華ちゃん
って呼んでいい？」

男「なぁ、彗城ー！今度
ドッチに参加してくんね
ー！？」

女「えー！ずるい！」

徳「...人気者になったな」

コ「ねー」

展覧会以来、月華のイメージは改め
られ今じゃすっかり引っ張りだこで
ある

コ「...光一」

徳「ん？」

コ「『あの件』
忘れてないよね？」

徳「...あー」

コ「僕は教えた、なら君
だって代価を支払うべき
だよ」

まさか嘘だとは言わないよな？
とコウの目線に込められた圧が
光一を刺し穿つ

徳「...分かった、でもタイ
ミングは自分で決めても...
いいだろ？」

コ「いいよ、悔いのない様に」

コウはそう言って跡目争いに
関する知らせを待ち構える事
にした