どうぞ、クッキーもご一緒に ページ34
〜No side〜
ーパッ
いっつつ...アイツ...顔面ばっか
狙いやがって、お陰でスポット
ライトの熱で焼け爛れる様な...
あ、どうも。神様です。
まあ皆が想像してる様なヤツ
では無く月華に創られた第二
の月華だなと思ってくれたら
それでいい。
で?何の用事だ?久しぶりだよ
舞台に上がったのはさ、え??
『君が創られた経緯を話すのだ』
だって?
いや無理だけ
ーパッ
...はい、分かりましたよ
洗いざらい話しますから
はー...脛が痛い...って言って
たら、また蹴られる蹴られる
そうだなぁ、俺が創られたのは
まず8年前ぐらいだったかな?
あれは、そう...まだ
皆が幼い頃だったな
ーザァッ
俺...というよりかは月華の記憶
が確かなら、あれは丁度...夏の
木漏れ日が心地よかった頃だ
椿「今日は涼しいね」
和「そうだな」
そう、あれあれ...あの二人がやっぱり
この家の庭に入り浸っていたのは皆が
知ってた
お見合いからの即許嫁認定で
しかも互いが初めての異性に
のぼせあがって...微笑ましい
だろ?
椿「あはは」
和「ふふ」
控えめな幸福感を放つ彼女らを...
妬みはしないけど少し羨ましがる
子がいた、それが私こと俺。
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作者名:スカーレット | 作成日時:2021年12月15日 14時