靴を貰えた、シンデレラ ページ26
〜No side〜
ーズザザザッ
徳「連れてきた！」
「「お疲れ！」」
コ「あーはいはい、説明
ね〜？彼は元四家の一人
で...」
ーかくかくしかじか
「「「マジでか！！？」」」
コ「マジマジ、アルマジロ」
顔を真っ赤にしてる姉を見て
コウはべっと舌を出して笑う
お礼半分仕返し半分だよ、と
言って
コ「...はいはーい！皆ー！
仕事がまだあるんだから！
解散かいさーん！」
「「「えぇぇぇ...」」」
コウは咲鶎にウインクする
意図を察した咲鶎は月華を
連れてクラスから抜け出す
徳「...野暮だよな」
健「...だね」
徳「さぁ仕事だ仕事！
愚痴は後からだ！」
廊下で照れている月華を気遣う
咲鶎を見ながら光一はふと違和
感を覚えた
徳「(...和馬の兄弟か？
とか聞ける訳が無いよな)」
その日は月華にとって
最高of最優な日だった
手を繋ぐまでは出来なかった
が憧れの人に再会出来て一瞬
じゃない、ずっと一緒にいら
れて
月「(...あぁ、幸せだなぁ)」
自分達が好奇の的になっている
のが今では心地良くって、神様
はきっと自分の頑張りを認めて
くれたんだ
月「(...私、やっと
お姫様になれるのかも...)」
憧れたシンデレラの靴に届く
疎ましく辛い、悪魔の呪いが
解けるのかもしれない
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作者名：スカーレット | 作成日時：2021年12月15日 14時
