本当の行き先【刀剣乱舞】 (ページ9)

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好きにしてもページ9

私は、自分は間違った行動はしてないと自覚はしていた

ただ、長谷部自身の過去が

長谷部を苦しませていた

その傷口に塩をかけたのが私の姉

「……私じゃ、どうしようもできないのかな」

少しでも、長谷部の気を楽にしたい

私で、できるなら

夜、夕食後私は、外に出て深呼吸した

すると、隣に誰かがくる

「…？」

長谷部「こんばんは、主」

長谷部だった

おだやかな顔をしていた。それもつくっている顔だとすぐ分かったが

「……長谷部、無理しなくていいから」

長谷部「急にどうかなさりましたか？俺は無理も何もしてませんよ」

…嘘だ

「私を信用できないのは全然いいけど、長谷部は長谷部らしく生きてほしい」

長谷部「………え？主……」

「長谷部は私の姉とそしてその前の主に捨てられた…私を信用できるか？無理だよね、でも、長谷部らしくすることはできるんじゃないか…な」

私は、言葉を選びいいはなった

長谷部「……何故それを……」

「…聞こえたから」

……無理はしないでほしい

「…私は、皆に幸せになってもらいたいから」

長谷部「…主」

私は、手を握りしめた

「だから、信用とか損とか得とかいらないから、自分のしたいようにしてくれれば、私はその通りに、してみせる」

そう、そういうことだ。私は縛りとか差別とかない

そんな平和な本丸をつくりたい

長谷部「俺は、主に気を使わせてしまいましたね……」

長谷部は、くしゃっと髪を撫でた

長谷部「主がこのように思ってくださり、長谷部は光栄に思っております。そして…俺は……」

「いいよ、だから、好きにしていいよ」