誰のせいだと思ってんの。(Tr×Sr) ページ6
俺とそらは、恋人同士だ。
だけど、最近は恋人らしい事を一切やってない。
お互いに忙しいというのもあるけど、俺的にはもう一つ原因があると思ってる。
それは…
「そら」
『あ、みっくん。どうしたの?』
「最近貴方はえいちゃんにくっつきすぎだと思います」
そう。
そらが最近、えいちゃんに構いっぱなしだってこと。
そのせいでキスはおろか、そういう事もご無沙汰すぎて俺はだいぶ焦ってる。
そんな俺の気持ちはお構い無しに…そらときたら…気にする素振りなんて一切見せてくれない。
こんなん、付き合ってるって言える?
俺はこんなに大好きなのに…。
だから今日は、行動に出ようと思う。
『え?別に普通じゃん。ね?』
E『まあ、そらがひっつき虫なのは今に始まった事ではないからね』
『なぁに、みっくんもしかして寂しいの?』
「……」
『図星だったか。本当にもう、みっくんは可愛いなぁー。よしよし』
「ちょ、止めろよ。子供じゃないんだから」
俺の頭を撫でる、そらの手を掴んで
「えいちゃん、ちょっとそら借りるね」
E『ん、いーよ』
強く引っ張って、部屋へと連れていった。
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作者名:くうぉりしぴる | 作成日時:2019年8月16日 12時