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『……ん??』
何がどうしてそうなった??
『……時間も遅いし、私は足挫いててバレーできる状態じゃないからさ、とりあえず帰ってからラインとかでお話しない?』
「…分かった。じゃあ俺はこれで」
1度私の足を見て、渋い顔をした影山くんはそう言うと、走って帰っていった。
『またね〜』
…影山くんライン交換せずに帰ってったな。
まぁいっか。どーせ明日学校で会うし!
さてと、私はゆっくりとお家を目指しますか。
そう思い、1歩足を踏み出すと、走って帰ったはずの影山くんが何故か走って戻ってきた。
LINEを交換しに戻ってきたのかと思いきや
「家まで送ります。」
と予想の遥か上を超えてきた。
『なんでまたいきなり……??』
「危ないんで家まで送ろうかと」
影山くんが嫌ならいいっスけど、ダメっすか?と頭を傾げる。
控えめに言って可愛い。
お言葉に甘えて送ってもらうことにした。
『…あの、家まで送ってくれるのは嬉しいけど…そこまでしなくても…』
「何言ってんだ。怪我が悪化したらバレー出来なくなるだろ」
……だからといっておんぶはどうかと思いますけど…??
『影山くんがバレー好きなのはわかったから…とりあえず降ろしてくれる?』
「…俺におんぶされるのは嫌か?」
少し拗ねたように影山くんがそう言った。
『嫌じゃないです』
そんな影山くんの可愛さに負けて、思わず即答してしまう。
「ならいいじゃねぇか」
勝手に納得して影山くんは再び歩き出してしまった。
『待って!!?確かに、い、嫌じゃないけどね!?私重いしバス通学だからおうち遠いよ!?』
「?お前は軽いぞ。あと遠いのは別にいい。運動にもなる。それに下ろしたとしてお前歩けんのか?」
『歩けません…』
正論パンチにぐうの音も出ない。
ただの単細胞だと思ってたけど意外と冷静なんだな影山くん…。
「あと俺は早くおまえとバレーがしてぇ。だからさっさと治せください!!」
だからどんだけ!!!!!?
思わず頭叩いてツッコミそうになった。
いけないいけない…関西の血(関西暦ちょびっと)がつい…
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ほかほかごはん(プロフ) - 五十鈴さん» コメントありがとうございます!更新させていただきました😌 (4月21日 23時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - 更新待ってます✨ (4月20日 9時) (レス) @page36 id: 8d4549b14c (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ssatsuki592@gmail.comさん» コメントありがとうございます!嬉しい限りです🥹 (4月6日 20時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ssatsuki592@gmail.com(プロフ) - 続き楽しみにしてます!こんな感想書いてすみません! (4月5日 11時) (レス) @page20 id: 350087d17e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2024年3月7日 23時