Lv.13_赤髪の悪魔 ページ14
………
……
...
「突然の訪問で申し訳ないです」
「構わない。相談というのは?」
「人間が迷い込みました」
「どうすれば良いのかわからず相談しに来ました」
「人間が?.……..その人間はどこにいる」
『人間です!ここです!』
「…なるほど。この子と少し話がしたい。御二方とも退室を願う。」
赤髪のおじさんが私を見てそう言った。
どこを見てなるほど、と思ったのかは分からないけど何となくこの人は信用できると思った。
だって人間って知ってこんなまともな反応したのこのヒトが初めてなんだもん。
カルエゴさんとシチロウさんは心配そうにこちらを見たが大丈夫です、とはっきり伝えれば渋々といった様子ではあったが部屋から出ていってくれた。
去り際に何かあれば、とカルエゴさんに謎のボタン渡されたし、襲われそうになっても多分何とかなるだろう。
それに赤髪のおじさんは魔関署なんとかの警備長らしいし、見た感じ冷静だ。
シチロウさんと同じくらい信用できる。
かもしれない。
『それでお話って__ひっっっ!?』
ドアが閉まった瞬間両手を捕まれ勢いよくバンザイの体制にされた。
えうそでしょ食べられる?
色んな体制にされて隅々まで見られた挙句最後にポーズをとる赤髪のおじさんもといアンリさん。
……魔界って変なヒトしかいないの??
軽々しく信用できるとか言うのやめよ。
「(怪我なし、傷なし、異常なし。よし!)何もされていないようだな。よかった。」
『……えもしかして今の身体チェックですか』
「あぁ。突然すまなかった。」
何それ愛した。
まともじゃないとか言ってごめんなさい。
『こんなまともな悪魔初めて会いました。』
いうてもお会いした悪魔、アンリさん含め3人しかいないんですけど。
素直な気持ちを言うとアンリさんがぐっと距離を縮めて目を見開いた。
「本当か!?やはりなにかされたのでは……」
『されてないです』
「しかし」
『なにかしてくるようなヒト達がわざわざあなたの元に私を連れて行くと思いますか?』
「……それもそうだな。早とちりしてしまって済まない。」
『ほん………………いえ、こちらこそ紛らわしい言い方をしちゃってごめんなさい』
危うく本音を言うところだった。
だって皆情緒不安定なんだもん。
魔界に冷静な人はいないのだろうか…。
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ユノン - ほかほかごはんさん» オチはダリ先生がいいです! (2023年1月30日 12時) (レス) @page42 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ユノンさん» ユノンさんコメントありがとうございます。更新いたしましたのでお手隙の際に是非読んでいたたけるとうれしいです😌 (2023年1月27日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる! (2023年1月27日 8時) (レス) @page19 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ルーミアさん» ルーミアさんコメントありがとうございます✊参考にさせていただきます!ありがとうございます😌 (2023年1月25日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - もち明太子チーズさん» もち明太子チーズさんコメントありがとうございます☺️それは大変ですね…🙄できるだけ更新させていただきます…! (2023年1月25日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年1月21日 19時